執筆者:水口貴博

食事の作法とマナーの30の基本

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食べ方がわからないときには「教えてください」と聞ける人が、かっこいい。

食べ方がわからないときには「教えてください」と聞ける人が、かっこいい。 | 食事の作法とマナーの30の基本

国際的な料理をいただくときには、どう食べればいいのかわからないときがあります。

韓国料理、中国料理、インド料理など、それぞれの国料理には、それぞれの食べ方があります。

中には、どう食べればいいのかまったくわからない料理が出てくるときもあります。

韓国料理には「プルコギ」という肉料理があります。

プルコギには、決まって、大きなレタスも一緒に運ばれてきます。

最初私は、レタスはレタスのままで食べていました。

肉は肉だけで食べていました。

すると、一緒に食べていた韓国人の友人が「このレタスで肉を包んで食べるんだよ」と教えてくれました。

私は、食べ方がよくわからず、適当に食べていたことが恥ずかしくなってしまいました。

こんなことなら、出てきた時点で店員に食べ方を聞いておくべきだったなと後悔しました。

ワインをオーダーするときには、ソムリエが出てきます。

どんなにワインに知識があっても、ソムリエにはかないません。

ワインのオーダーで困ったときにも、ソムリエに聞けばいいのです。

恥ずかしがる必要はありません。

ソムリエはワインの専門家です。

「ワインについては、よくわからないのですが、飲みやすいものをお願いします」

「甘くて、おいしく飲めるワインをお願いします」

「この料理に合うワインをお願いします」

そう言うと、ソムリエは喜んで引き受けてくれるでしょう。

ソムリエにとって、ワインのことで頼られることは、やりがいを感じるのです。

わからないときには「わかりません。教えてください」といえる、勇気が必要です。

わからないのに、知ったかぶりをするのは、かっこいい食事マナーとは言えません。

かっこいい人は、見栄を張らず「教えてください」と言える、勇気を持った人なのです。

食事の作法とマナーの基本(21)
  • 食べ方がわからないときには、店員に聞く。
友人との食事中には、ちらちら時計を見ない。

食事の作法とマナーの30の基本

  1. 「いただきます」と「ごちそうさま」が、一番大切な食事のマナー。
  2. 「いただきます」とは「命をいただきます」という意味。
  3. 作ってくださった方にも「食事をいただきます」と感謝する。
  4. 外食では、食事を楽しむだけでなく、雰囲気も楽しむことが大切。
  5. 外食では、食べるだけでなく「サービス精神」を勉強できる。
  6. 食事をするときには「くちゃくちゃ」と音を立てない。
    「もぐもぐ」にすればいい。
  7. レストランで、大声で話すお客さまは、嫌われる。
  8. 食べ放題で、下心を出し放題にしない。
  9. 食事が済んだら、しっかり椅子を戻す。
  10. 食事を楽しむのは、味だけでなく、器でも楽しむ。
  11. 食事がまずくても「まずい」とだけは言わない。
  12. 誰かと一緒に食事をするときは、自分任せのスピードで食事をしない。
  13. 食事中には、貧乏ゆすりは禁物。
  14. 「おいしかった」ほど、嬉しい褒め言葉はない。
  15. つい長居してしまう、人気のコーヒーショップによく見られる特徴とは。
  16. 「お金を払ってやる」ではなく「お金を払わせていただく」という人が、かっこいい人。
  17. オーダーするときには、メニューばかりを見ない。
    店員の顔を見て、オーダーすることが大切。
  18. オーダーの際は、友人の分までオーダーできるとかっこいい。
  19. 無理をしてまで、全部食べなくてもいい。
  20. 明るい話こそが、食事をもっとおいしくさせる。
  21. 食べ方がわからないときには「教えてください」と聞ける人が、かっこいい。
  22. 友人との食事中には、ちらちら時計を見ない。
  23. 食事中に肘をつかない。
    手首をテーブルに乗せればいい。
  24. 携帯電話の音が、食事中の雰囲気を壊してしまう。
  25. 出てきた料理は、すぐ食べ始めるのがマナー。
  26. みんなで食べると「仲間意識」が強くなる。
  27. 1人での食事は「自立心」を高める。
  28. おいしく食事を味わうには、よく噛んで食べればいい。
  29. 食事を組み合わせることで、メニューにはない食事を楽しめる。
  30. 学校の給食は、私たちの食事の原点だ。

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