私が仕事をしているとき、集中力について気づいたことがあります。
仕事中で、集中力が切れる原因は、なんだと思いますか。
「仕事に専念して疲れ、集中力が切れた」と言いたいところですが、実際はそうではありません。
もし仕事に何時間も専念して疲れがたまり、結果として集中力が切れたなら理想的です。
仕事をしすぎて集中力が切れたときは、その日の仕事はすでに十分な結果を出せていることでしょう。
しかし、ほとんどの場合、まったく別の要因で集中力は切れています。
仕事中の割り込みのせいです。
仕事中は何かと邪魔が入ります。
数多くの割り込みのために、仕事を中断します。
用事が終われば、また仕事を再開します。
この繰り返しは頭の切り替えが必要なので、なかなか集中できる環境が作れません。
大切なことは、割り込みが発生する要因を排除すること。
もちろん完全に電話もメールも遮断では業務に支障が出るため、少し工夫が必要です。
対策としては、電話やメールを一切対応しない時間を作る方法です。
職場の人に「13時から14時は仕事に集中するから話しかけないでほしい」などと宣言してみます。
電話も留守電機能などを使い、メッセージを録音してもらい、折り返し電話をする手もありです。
携帯電話もマナーモードにしておきます。
その時間は徹底的に仕事に集中します。
あくまで許される職場に限った方法ですが、方法の1つとして有効でしょう。
知恵を振り絞って、中断される要素を排除できる工夫をしましょう。
中断が1回減るだけで、集中力は長く継続しやすくなります。