執筆者:水口貴博

仕事に集中する30の工夫

12

仕事中に割り込まれる要因を排除する。

仕事中に割り込まれる要因を排除する。 | 仕事に集中する30の工夫

私が仕事をしているとき、集中力について気づいたことがあります。

仕事中で、集中力が切れる原因は、なんだと思いますか。

「仕事に専念して疲れ、集中力が切れた」と言いたいところですが、実際はそうではありません。

もし仕事に何時間も専念して疲れがたまり、結果として集中力が切れたなら理想的です。

仕事をしすぎて集中力が切れたときは、その日の仕事はすでに十分な結果を出せていることでしょう。

しかし、ほとんどの場合、まったく別の要因で集中力は切れています。

仕事中の割り込みのせいです。

  • 業務に集中しているとき、電話が鳴って仕事が中断
  • 上司に呼ばれて、仕事が中断
  • 同僚から話しかけられ、仕事が中断
  • 部下から質問され、仕事が中断
  • 新着メールのアラームが鳴り、仕事が中断
  • 来客があり、仕事が中断

仕事中は何かと邪魔が入ります。

数多くの割り込みのために、仕事を中断します。

用事が終われば、また仕事を再開します。

この繰り返しは頭の切り替えが必要なので、なかなか集中できる環境が作れません。

大切なことは、割り込みが発生する要因を排除すること。

もちろん完全に電話もメールも遮断では業務に支障が出るため、少し工夫が必要です。

対策としては、電話やメールを一切対応しない時間を作る方法です。

職場の人に「13時から14時は仕事に集中するから話しかけないでほしい」などと宣言してみます。

電話も留守電機能などを使い、メッセージを録音してもらい、折り返し電話をする手もありです。

携帯電話もマナーモードにしておきます。

その時間は徹底的に仕事に集中します。

あくまで許される職場に限った方法ですが、方法の1つとして有効でしょう。

知恵を振り絞って、中断される要素を排除できる工夫をしましょう。

中断が1回減るだけで、集中力は長く継続しやすくなります。

仕事に集中する工夫(12)
  • 周りにしばらく集中することを宣言する。
「始業時間前」と「昼休み」は、仕事に専念できる時間。

仕事に集中する30の工夫

  1. 定時というタイムリミットを、強く意識する。
  2. やる気があるうちに、仕事を片付ける。
  3. 「いつでもいいよ」と言われた仕事ほど、すぐ取りかかる。
  4. 「仕事リスト」を作ってから、仕事を始める。
  5. 無駄な会議は、徹底的に廃止する。
  6. デジタル機器を、優秀な秘書にする。
  7. 部下同士の仕事を交代させると、人間関係がよくなる。
  8. 同じ種類の仕事は、まとめて片付ける。
  9. 例外を、1つも作らない。
  10. 言葉は省略をしてもいいが、適度さを守る。
  11. とにかく仕事に着手する。
  12. 仕事中に割り込まれる要因を排除する。
  13. 「始業時間前」と「昼休み」は、仕事に専念できる時間。
  14. 将来像を、上司に伝えておく。
  15. 同種類の仕事をついでに引き受けると、仕事は増えるどころか減る。
  16. 休憩は疲れたときに入れるのではなく、仕事の区切りに入れる。
  17. 読み終わったメールは、保存ではなく、削除する。
  18. 思わぬ仕事に対応できるよう、あらかじめ準備を整えておく。
  19. 仕事は、一気に片付ける癖をつける。
  20. コーヒーを飲むと、仕事に集中できる。
  21. すぐ片付く仕事から着手する。
  22. 仕事中の水分は、控える。
  23. 定時で帰って、十分に睡眠時間を取る。
  24. 大きな仕事は、短く区切ってから進める。
  25. チームミーティングを開かない。
  26. 最初の90分間を、最大限に活用する。
  27. 着手している仕事が未来にどうつながるのかを、把握する。
  28. 仕事の一部を、他人にお願いする。
  29. パンよりご飯のほうが、集中力が継続する。
  30. 仕事を逃れる努力より、仕事を済ませる努力のほうが小さい。

同じカテゴリーの作品

2:46

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION