あなたは、読み終わったメールをどう管理していますか。
普通は、削除せずに保存をすることでしょう。
受け取ったメールは、後から読み直す必要があるかもしれません。
たしかに契約に関わるメールなら、法的な意味合いがあるため、残すべきです。
また、重要な手順やルールを記載したメールも、後から読み返す可能性が強いため、残したほうがいいでしょう。
しかし、そういう一部の重要なメールを除いて、残りはすべて削除しましょう。
ほとんどのメールは、単なる報告・連絡・相談というようなメールのはずです。
こうした一般的なメールは、大胆に削除してかまいません。
保存ではなく、削除です。
一般的なメールは、読み返さないからです。
読み返す必要もないものをためると、業務効率が悪くなります。
メールがたまればたまるほど、確かめるときに膨大な時間がかかるからです。
メールをすべて残そうとすると、メールボックスはすぐいっぱいになります。
検索にも時間がかかり始めます。
メールが増えるほど、探している時間も比例して増えます。
時系列順に、目で追うだけでも時間をかなり必要とします。
仕事に集中するためには「捨てる力」をつけましょう。
読み返しもしないメールをためるのは、仕事のできない人がすることです。
仕事のできる人は、契約関係のメールだけ保存して、そのほかのメールは読み終わった後、削除します。
ほとんどのメールは読み返さない事実に、早く気づきましょう。
捨てる人は、メールボックスがシンプルになります。
メンタルな面においても、大いに効果があります。
メールボックスにあるメールが少ないと、精神的に負担が減ります。
忘れていいことは忘れて、今の仕事だけに集中するのです。