有名人が病気で亡くなったニュースを目にします。
そういうときは「病気について学ぶ機会、啓発の機会」と捉えましょう。
私たちは普段、あまり病気のことについて調べることはありません。
医療関係の仕事をしている人でないかぎり、普段積極的に病気を気にすることもないし、知ろうとも思いません。
そもそも病気といっても多くの種類があります。
病気について学ぼうにも、専門用語がたくさん登場して理解しにくいこともあります。
自分が病気になったとき、初めてそれについて調べるケースが多いもの。
しかし「なってからでは遅い」というケースも少なくありません。
痛みや違和感がないまま進行していくタイプの病気もあり、発見されたときはかなり進行していることもあります。
有名人が病気で亡くなると、必ずその病気についての情報特集が組まれます。
たとえば、膀胱がんで亡くなった有名人がいるとします。
テレビでは訃報のニュースとともに、病気についての詳しい情報が併せて放送されます。
「膀胱がんとは何か」「主な原因は何か」「予防するための方法」などなど。
ネットニュースでも、病気についての詳しい説明記事がアップされます。
そういうときは、どういう病気なのか、きちんと知る機会としましょう。
「自分には関係ない」と思いますが、ゼロではありません。
人ごとではなく、自分事としてい考えることが大切です。
そういうときの番組や記事は、誰にでも理解できるようわかりやすい説明になっているので、すっと頭に入ってきます。
その機会にしっかり学べば、きちんと健康診断を受けようとも思います。
自分の生活にも生かせることもあるかもしれません。
有名人が病気で亡くなるのは悲しいことではあります。
一方、その人が、命を持って全国民に病気の啓発を促したという考え方もできます。
有名人の死を無駄にしないということは、その方が亡くなったことから大切なことを学ぶということです。
病気について理解する、これほどの良い機会はないのです。