初めて新幹線に乗ったときの感動を思い出してください。
外の景色が次々と移り変わり「すごい!」と感動したはずです。
あまりのスピードに見とれてしまいます。
新幹線はほとんど揺れがなく、静かに走行します。
にもかかわらず、ものすごいスピードなのです。
このギャップがたまりません。
外国人が新幹線に乗って感動するのも、スピードと静かさの不思議な両立にあります。
「こんなに速いのに揺れがない!」と驚くのです。
思い出したい感動はこれだけではありません。
初めて飛行機に乗ったときの感動を思い出してください。
離陸する瞬間のスピードに興奮したはずです。
高いところから地上を眺め「すごい!」と感動したはずです。
いつもは上にある雲が下にあって、不思議な感覚があったはずです。
鳥になって大空を舞っている気分になったでしょう。
そこには非日常的な景色しかありません。
地上の景色がミニチュア模型のように見え、目が釘付けになっていたはずです
ところがそんな新幹線や飛行機も、何度か乗っているうちに感動が薄れてきます。
非日常的だった景色やスピードにも慣れてしまい、普通に感じてくるのです。
仕事柄よく利用する人は特にそうです。
これほどもったいないことはありません。
いま一度初心に返り、初めて新幹線・飛行機に乗るような感覚になってみてください。
あらためて考えると、新幹線も飛行機もすごい乗り物です。
どちらも人類の技術が結集された乗り物です。
初めて乗ったときの感動を思い出せば、再び新鮮な気持ちがよみがえります。
ただそれだけ嬉しくなるし、笑顔になれます。
元気が出るし、生きる力も湧いてくるのです。