バスや電車の中では、荷物を隣に置くことがあります。
まだ車内が空いているときならいいのです。
乗客がまばらであれば、隣に荷物を置いても迷惑はかかりません。
しかし、混んできたにもかかわらず、ずっと荷物を隣に置いたままの人がいます。
車内が満席に近い状態にもかかわらず、荷物を動かそうとしないのです。
これはよくありません。
「言われたらどかします」という無言のメッセージになっています。
さらには「できれば隣に座らないでください」という排除のメッセージにもなっています。
車内が混んでいるとき、なかなか座れないお客さんが「ここ、いいですか」と聞くのは抵抗があります。
一言とはいえ、荷物の移動をお願いするのは小さなストレスがあるもの。
荷物だけで1席分を取っていると、なかなかお客さんが座れず迷惑がかかるのです。
車内が混んできたら、隣に置いてある荷物を膝の上に置くのがマナーです。
少しでも座れるスペースの確保に協力します。
混雑が目立ってきたら「1人でも多くのお客さまが座れるようご協力をお願いします」と車内アナウンスが流れるのが定番です。
たとえ車内アナウンスが流れていなくても、混んできたタイミングで隣に置いてある荷物を膝の上に置くようにするのが良い。
積極的に荷物を膝の上に置くのがスマートなのです。
そもそも最初から膝の上に置くのもアイデアです。
公共の場にいるときには、できるだけ周りに迷惑がかからないよう、気をつけることが大切です。