会議を進めていると、議題から脱線することがあります。
途中からだんだん話がそれていき、議題とまったく違った方向に話が広がっていくことがあるものですね。
もちろん少し話がそれるくらいなら悪くありません。
雑談は、コミュニケーションのスパイスです。
堅苦しい空気を和らげたり、場の雰囲気を明るくしたり、会話を活性化させたりなど、会議にプラスをもたらします。
ある程度の雑談であれば、許容範囲といえるでしょう。
しかし、雑談が長引くのはイエローカードです。
ビジネスでは時間が重要です。
会議の場で議題からそれた話ばかり花を咲かせるわけにはいきません。
会議がだらだらしてしまい、無駄な時間を生んでしまいます。
予定時間までに終わらず、会議時間が延長となるのです。
会議で脱線した話題が続くようであれば、本題に戻るフレーズを使いましょう。
「そろそろ本題に戻りませんか」
「議題からそれているようですが、時間もありますので、次の議題に移ってもよろしいでしょうか」
上手に軌道修正ができ、自然な形で本題に戻せます。
会議に限ったことではありません。
廊下や職場でおしゃべり好きの人に捕まって、延々と話を聞かされることがあるでしょう。
忙しいときに捕まると、ますます時間に余裕がなくなります。
長話を聞かされて困ったときは、次のフレーズで会話をまとめましょう。
「次の予定がありますので」
「ちょっと急ぎの用事があるので」
すぐ相手は察してくれ、上手に会話を切り上げられます。
申し訳なさそうに言えば、相手を不快にさせることもありません。
一般的に話を遮るのは良くないこととされていますが、時と場合によります。
会議の脱線や余計な雑談を放置していると、無駄な時間を生むことになります。
上手に話を遮ることも、仕事のスキルなのです。