公開日:2023年4月9日
執筆者:水口貴博

仕事の時間管理がうまくなる30の方法

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「送った、送らない」の水掛け論は時間の無駄。さっさと送り直せばいい。

「送った、送らない」の水掛け論は時間の無駄。さっさと送り直せばいい。 | 仕事の時間管理がうまくなる30の方法

時間の無駄を生む場面の1つが「水掛け論」です。

仕事をしていると、ささいなことがきっかけで水掛け論になることがあります。

「メールを送りました。確認していただけましたか?」

「いいえ、受け取ってませんよ」

「そんなことはないです。もう一度よく確認してください」

「探しましたが、やはり受け取っていません」

「どういうことですか。とにかくこちらは送りました。本当に見落としていませんか」

「そう言われましても困ります。とにかく受け取っていません」

お互いが自分の主張を曲げません。

押し問答になって、なかなか議論が解決しない場面があるもの。

だんだん険悪な雰囲気になっていき、仕事が止まったり遅くなったりするのです。

水掛け論は無益な議論です。

水掛け論でいつまでも言い張っていると、貴重な時間が失われるばかり。

これほど不毛で時間の無駄はありません。

水掛け論が始まると、時間が奪われるだけでなく、お互いが気持ちよく仕事をできなくなります。

水掛け論の雰囲気になったら、やるべきことはシンプルです

こちらから先に謝って送り直しましょう。

自分の主張を取り下げ「すみません。私の手違いかもしれません。今からもう一度送ります」と言えばいいのです。

こちらに非がないとしても、素直に謝ってすぐ送り直すのがいい。

メール1通を送り直すことは、さほど手間もかからず、すぐできるはずです。

二度手間になりますが、水掛け論でぐだぐだするよりははるかに良い。

メールに限った話ではありません。

「書類の送った、送らない」「ファクスの送った、送らない」というケースも同様の対応です。

すぐ送り直せば、済む話です。

水掛け論をする時間に送り直したほうが、早く解決します。

仕事の時間管理がうまくなる方法(16)
  • 「送った、送らない」の水掛け論になったら、こちらから先に謝って、すぐ送り直す。
1分前の到着なのに、遅刻になった男性がいた。

仕事の時間管理がうまくなる30の方法

  1. 予定通りに進むスケジュールの立て方。
  2. 時間割を作成すると、きびきび動きやすくなる。
  3. 仕事の種類によって、必要な準備が異なる。
  4. メモの習慣は、無駄な時間を減らす習慣。
  5. 通知機能は、集中力の大敵。
  6. ビジネスメールで差をつけるポイントは「拝受のメール」にある。
  7. 時間がないという人は、優先順位を間違えている。
  8. 低スペックのパソコンでは、仕事のスピードアップにも限界がある。
  9. 集中力が切れた状態で、無理に仕事を進めない。
  10. 探し物の時間を減らすことが、無駄な時間を減らすことにつながる。
  11. 会議は無駄な時間になりやすい。
    必要性を感じない会議は、どんどん断る。
  12. ランチは、いつも同じ人と取るより、違った人と取るのが良い。
  13. うとうとしているとき、無駄な時間が発生している。
  14. 上手に話を遮ることも、仕事のスキル。
  15. 「○○時間以内に」より「○○時に」。
  16. 「送った、送らない」の水掛け論は時間の無駄。
    さっさと送り直せばいい。
  17. 1分前の到着なのに、遅刻になった男性がいた。
  18. さばを読んだ締め切りを伝えると、不信感につながる。
  19. 締め切りは、相手のためではなく、自分のためにある。
  20. 締め切りの延長は、あくまで最終手段。
    最初から「締め切りを延ばしてもらえばいいよね」と考えない。
  21. 全員一致で決めるから、無駄な時間が生まれる。
    多数決で決めれば、無駄な時間がない。
  22. いらいらすることがあれば、そのままにしない。
    すぐリフレッシュをして、落ち着きを取り戻そう。
  23. 待たせる側より待つ側になったほうが、時間を有効活用できる。
  24. 機械に、自然治癒力はない。
  25. 自分の分身を作るつもりで、部下の教育に力を入れる。
  26. 翌日の準備をすることは、無駄な時間をなくすこと。
  27. なぜあの人は、膨大な仕事量を処理しているのに、涼しい顔をしているのか。
  28. 犯人捜しは時間の無駄。
  29. 時間の使い方が上手な人は、お手本にしよう。
    時間の使い方が下手な人は、反面教師にしよう。
  30. 3分も、考えようによっては、まとまった時間。

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