時間の無駄を生む場面の1つが「水掛け論」です。
仕事をしていると、ささいなことがきっかけで水掛け論になることがあります。
「メールを送りました。確認していただけましたか?」
「いいえ、受け取ってませんよ」
「そんなことはないです。もう一度よく確認してください」
「探しましたが、やはり受け取っていません」
「どういうことですか。とにかくこちらは送りました。本当に見落としていませんか」
「そう言われましても困ります。とにかく受け取っていません」
お互いが自分の主張を曲げません。
押し問答になって、なかなか議論が解決しない場面があるもの。
だんだん険悪な雰囲気になっていき、仕事が止まったり遅くなったりするのです。
水掛け論は無益な議論です。
水掛け論でいつまでも言い張っていると、貴重な時間が失われるばかり。
これほど不毛で時間の無駄はありません。
水掛け論が始まると、時間が奪われるだけでなく、お互いが気持ちよく仕事をできなくなります。
水掛け論の雰囲気になったら、やるべきことはシンプルです
こちらから先に謝って送り直しましょう。
自分の主張を取り下げ「すみません。私の手違いかもしれません。今からもう一度送ります」と言えばいいのです。
こちらに非がないとしても、素直に謝ってすぐ送り直すのがいい。
メール1通を送り直すことは、さほど手間もかからず、すぐできるはずです。
二度手間になりますが、水掛け論でぐだぐだするよりははるかに良い。
メールに限った話ではありません。
「書類の送った、送らない」「ファクスの送った、送らない」というケースも同様の対応です。
すぐ送り直せば、済む話です。
水掛け論をする時間に送り直したほうが、早く解決します。