テレビやニュースでは、たくさんの成功者が取り上げられています。
成功者は憧れの存在です。
さまざまなメディアから引っ張りだこで、大々的に取り上げられるのが恒例です。
特にどん底から這い上がってきた成功者には心を動かされます。
多く人から羨望のまなざしを向けられ「すごい!」「素晴らしい!」と絶賛されるのです。
ところがそんな成功者に対して、ぶつぶつ悪口を言う人がいます。
「別に誰でもできることだよね」
「別に大したことではないよね」
「誰でも思いつくアイデアだよね」
過失や欠点を探すことに努力を惜しみません。
たいていは上から目線です。
良い点には目を向けず、わざわざ悪い点ばかり取り上げて非難します。
成功者が達成した仕事を素直に認めず、それどころか軽く扱います。
なかには「あれくらい私にもできる」と豪語する毒舌家もいます。
悪口雑言を並べて、何かとその人の成功の評価を下げようとするのです。
一生懸命粗探しをして、見つけたあらに安全地帯から悪口をぶつけます。
少しでも評価を下げることで、自身のメンツや自尊心を保とうとしています。
無意識レベルでやっている人も少なくありません。
これは犬の遠吠えであり、単なる負け惜しみです。
これほど見苦しいことはありません。
表向きは威勢良く振る舞っていますが、本音は悔しくてたまらないのです。
誰でもできることなら、どうしてその人はしなかったのでしょうか。
「誰でもできること」「誰でも思いつくアイデア」と言うのなら、自分がやれば良かったのです。
大切なのは、思いついたことではなく、アクションを起こしたことです。
アイデアはいろいろな人が思いつきますが、多くの人は放置して終わりです。
成功者の何がすごいのか。
きちんとアクションを起こし、アイデアを形にしたことがすごいのです。
成功者は、アイデアを思いつくだけで終わらせませんでした。
きちんと実行に移したのです。
見えないところでは、大変な壁もたくさんあったはずですが、それらを乗り越えてきました。
簡単に成功しているように見えますが、それは誤解です。
成功者の成功は、端から見ると、簡単に見えるもの。
実際は見えないところで、相当の努力と苦労を重ねています。
そして、たくさんの壁を乗り越えてきています。
結果として、成功を手に入れることができたのです。
悪口を言ってしまうと、学べることも学べなくなります。
表向きの様子だけで判断しないことです。
成功者の見えない努力と苦労を想像することが大切です。
成功者の成功を聞いて、粗探しをしたり悪口を言ったりするのではありません。
素直に成功を認め、そこから何かを学ぶことです。
成功の秘訣やポイントなど、学べるところがあれば、どんどん吸収していきましょう。
成功者の悪口を言う暇があれば、成功者の良いところを1つでも見つけることです。
そして、自分が成功する努力をすることです。
成功者から学ぶ人が、次の成功者になるのです。