執筆者:水口貴博

食生活を豊かにする30の方法

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食事の時間は、人生で最も幸せな瞬間の1つ。

食事の時間は、人生で最も幸せな瞬間の1つ。 | 食生活を豊かにする30の方法

人生で幸せな瞬間といえば、どんな場面をイメージするでしょうか。

大きな目標を達成したとき、理想の生活を実現できたとき、念願の夢が叶ったとき。

やはり大きなスケールの出来事をイメージすることが多いのではないでしょうか。

価値があって特別感がありますね。

達成感も大きくてガッツポーズができるでしょう。

もちろん達成や実現の瞬間も幸せな場面ですが、幸せな瞬間はもっと身近なところにもあります。

あまりに身近すぎて、もはやほとんどの人が見逃しています。

それは「食事の時間」です。

食事の時間は、人生で最も幸せな瞬間の1つ

食事の時間は、人生で最も幸せな瞬間の1つです。

「大げさではないか」と思いますが、大げさではありません。

食べることがなければ、私たちは生きていけません。

食べる行為とは命をいただく行為です。

食べることができているからエネルギーを摂取して、生きることができます。

日々の食事はささいなことに思えますが、命に直結する行為であるのは事実です。

重要な行為であるのは間違いありません。

命に直結する行為とわかれば「最も幸せな瞬間」ということも納得できるでしょう。

ところが私たちは、その素晴らしさをほとんど感じなくなっています。

食事は数時間おきの出来事なので、すっかり特別感がなくなっています。

特別感どころか、平々凡々のことだと思っています。

1日3食であれば、朝食・昼食・夕食の3回でしょう。

食事は数時間おきのことなので「普通のこと」という認識になっています。

すっかり慣れきってしまい、その素晴らしさに感動することがなくなっています。

いわゆる「幸せぼけ」になってしまっているのです。

一口ごとに「幸せ」を感じよう

普通の出来事と思うのはよくありません。

初心を思い出してください。

食事は普通のことに思えるかもしれませんが、間違いなく幸せな瞬間です。

食べることができるから生きることができます。

おいしいものを食べたときなら「おいしい」という喜びが湧き立つでしょう。

一口ごとに「幸せ」を感じましょう。

「ああ、おいしい」

「口の中に味が広がっていく」

「なんて素晴らしい時間なのだろう」

「なんて私は幸せなのだろう」

「こんなおいしいものを食べられるなんて恵まれている」

「最高に幸せな瞬間だね」

空腹感が満たされることに喜びを感じましょう。

人生で最も幸せな瞬間を、じっくり感じてください。

そして心から喜びを感じてください。

「1日3回食事をする」ということは「人生で最も幸せな瞬間が1日に3回もある」ということです。

自分の恵まれた境遇に気づいて、しっかり実感できれば、精神的にも豊かになります。

おのずと日々の食生活も豊かになります。

あなたは今日も食事をするでしょう。

人生で最も幸せな瞬間を経験するのです。

食生活を豊かにする方法(22)
  • 「食事の時間は、人生で最も幸せな瞬間の1つ」と考え、じっくり感じて、心から喜びを感じる。
空腹は、おいしさを高める最高の調味料。

食生活を豊かにする30の方法

  1. まず食べることに、幸せを感じる。
  2. 食事を味わう時間は、人生を味わう時間だ。
  3. 「おいしい」を口癖にすると、食生活が豊かになる。
  4. 食事をおいしくいただくためのおまじない。
    手を合わせて笑顔で「いただきます」。
  5. 「朝から大好物を食べる」という選択肢もあっていい。
  6. 食事をしながら、携わった人たちの様子を思い浮かべよう。
  7. 「まずい」とは言わない。
    「変わった味」「口に合わない」と言い換える。
  8. 日々の食事は、褒めるトレーニング。
  9. 早食いの癖があるかぎり、豊かな食生活は実現できない。
  10. 不作法な食べ方は、野生の猿と同じ。
    文化的な生き物なら、食事マナーを意識しよう。
  11. あなたの健康運は、食べるもので決まる。
  12. 挨拶を交わせる店員さんを増やしていくことが、食生活の豊かさにつながる。
  13. いらいらしたら料理を作ろう。
    ストレス発散の効果が抜群。
  14. 割引券を使うなら、早めに使おう。
  15. 風習の食べ物は、素直に食べておくほうが、食生活が豊かになる。
  16. あなたの食生活には「大好物ランキング」がありますか。
  17. 腕時計を外してみると、時間を忘れて食事ができる。
  18. 食器のグレードアップは、食生活のグレードアップ。
  19. 1日3食にとらわれない。
    1日2食以下でもいい。
    1日4食以上でもいい。
  20. 昨日の食事すべてを思い出せますか。
  21. 今は食べることができなくても、いつか食べられるようになる希望だけは持ち続ける。
  22. 食事の時間は、人生で最も幸せな瞬間の1つ。
  23. 空腹は、おいしさを高める最高の調味料。
  24. 料理を作る立場を経験すると、もっと料理が味わい深くなる。
  25. 同じものを食べ続けるより、いろいろなものを食べるほうが、豊かだ。
  26. おいしいお店を紹介すると、おいしいお店を紹介される。
  27. 急いでいるときでも、食事マナーをおろそかにしない。
  28. あなたの1週間を決めるのは、日曜日の朝食にある。
  29. 大好物は、気が向いたときに食べるものではなく、定期的に食べるもの。
  30. 食べたものを記録してみよう。
    食日記は、健全な食生活を促す習慣。

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