元気を出すために本を読むことがあるでしょう。
へこんだり悩んだりして心の火が消えかかっているときは、元気になれそうな本を読みたくなるものです。
たとえば、自己啓発書です。
前向きな内容で明るい言葉が並んでいて、読んでいるだけで元気が出てきます。
「元気になれそうな本はないかな」と頼りを求める気分で、本屋の中をぶらぶら見て歩くことがあるでしょう。
あなたなら、元気になりたいとき、どんな本を読みますか。
もちろん読みたい本を読むのが一番ですが、念頭に置いておきたい選び方があります。
元気を出すために本を読むなら、活字が大きくて、文字数が少ないものがおすすめです。
「元気を出す」という点において、最も効果的だからです。
想像してみてください。
本を開いた瞬間、1ページに小さな字がぎっしり詰まっていると、どんな印象を受けるでしょうか。
字の大きさが小さいので、読みにくく感じるでしょう。
たくさん字が詰まっているので、読むのに時間もかかるでしょう。
1ページあたりの文字数が多いため、なかなかページが進まず、いらいらするでしょう。
元気を出したくて本を読んでいるのに、ますます元気が奪われ疲れてしまいます。
ベストセラーであろうとロングセラーであろうと、逆効果になっては意味がありません。
元気を出すために本を読むなら、活字が大きくて、文字数が少ないものを選びましょう。
目安としては「すらすら読めそうだな」と思えるかどうかです。
自己判断でOKです。
本屋で本を開いた瞬間「すらすら読めそうだな」と思えば、レジに持っていきましょう。
元気がないときに読む本は、力を抜いても読めることが重要です。
活字が大きくて文字数の少ない本は、力を抜いた状態でも読めるので内容を吸収しやすくなります。
ページをめくる早さも速くなり、前に進んでいる感覚が得られるので達成感が得られます。
読み終えるころには、元気を取り戻しているでしょう。
自然とポジティブな気持ちに包まれ、行動したくなっているのです。