1人の行動に慣れている人がいます。
主体性があって精神的に自立している人は、いろんなところに1人で出かけることができます。
団体より個人のほうが、動きやすくて自由があります。
孤独に強い人は、どんどん1人で行動していけます。
普段から1人で行動することが多く、それが普通になっている人も多いでしょう。
そんな1人の行動に慣れている人であってもためらってしまう、特別な場所があります。
「高級レストラン」です。
1人の行動に慣れている人であっても、高級レストランだけは特別感が強く、恥ずかしく感じるものです。
高級レストランは、特別な場所です。
落ち着いた音楽が流れ、荘厳な雰囲気が漂っています。
大人だけが許される聖域です。
しかも上品な紳士淑女ばかりです。
1人のお客さんはほとんど見られません。
1人で旅行やカラオケに行くことはできても、1人で高級レストランに行くのだけは難しく感じるもの。
孤独に強くて1人の行動に慣れている人であっても、高級レストランだけは強い抵抗感を覚えるのです。
ここで、1人で高級レストランに行く抵抗感をなくす方法があります。
「自分にとって大切な記念日に行く」という方法です。
高級レストランには、自分にとって大切な記念日に行きます。
入店の際も「自分にとって大切な記念日を祝うために来た」と思うようにします。
するとどうでしょう。
大義名分を作ることで心の整理ができるようになり、抵抗感が小さくなります。
「自分にとって大切な記念日」というのは、あくまで個人的なことです。
個人的なことですから「1人で楽しむのが普通」と思えるようになります。
高級レストランに1人で来ることが自然に感じるようになるのです。
1人で高級レストランに行くのが恥ずかしく感じるのは「カップルや団体で行くもの」という意識があるからです。
そこで意識改革です。
「個人的なこと」と思うことです。
個人的な意味があれば、高級レストランに1人で行くことが自然に感じるようになります。
むしろ「1人で行くべきだ」という考え方になるでしょう。
結局のところ、意識の問題です。
意識の問題ですから、意識が変われば感じ方も変わります。
周りからの視線があっても「私の記念日」と思えば、平気になれます。
恥ずかしさがなくなり、堂々としていられるのです。
食事をする際は、その記念に関する出来事を思い出すといいでしょう。
記念日らしく節目を感じるのもよし。
涙ぐましい努力を思い出すのもよし。
これまでのお世話になった人への感謝を思い出すのもよし。
いい気分に浸りながら食事を楽しめば、より有意義な時間を過ごせます。
記念らしいことを思い出しながら、しばし心地よいひとときを過ごしましょう。
努力した自分に酔いつつ、ワインを飲んで、また心地よく酔えるのです。
念を押したいのであれば、予約の際「私の○○の記念を祝いたいため、予約させていただきます」と伝えるといいでしょう。
気の利いたレストランであれば、記念であることを伝えることで、特別な演出を用意してくれることもあります。