朝起きるのが遅くなり、電車に乗り遅れた。
電車の中で足を踏まれた。
遅刻してしまい、上司に叱られた。
仕事でミスをして、また上司に叱られた。
頭痛がしてきて気持ち悪くなった。
メールの送信先を間違えてしまった。
帰ろうとしたら、急な残業が入った。
残業のせいで、見ようとしていた映画が見られなくなった。
ストレスがたまっていたせいで、無駄遣いをしてしまった。
落ち込んで歩いていたら、道ばたの石につまずいて転び、けがをしてしまった。
踏んだり蹴ったりの1日とは、まさにこのことです。
最悪の1日だと感じます。
あってほしくありませんが、人生ではひどい経験が重なる1日があるもの。
立て続けに嫌なことばかりが起こると、気持ちも滅入ります。
成功の連鎖があるように、失敗の連鎖もあります。
「今日は悪いことばかりだった。不運の出来事が多かった。踏んだり蹴ったりの1日だった」
踏んだり蹴ったりの1日があると、つらくて嘆いてしまいます。
あまりに悪いことばかりが重なると、悪霊に取りつかれているのではないかと心配してしまうでしょう。
ここで大切なことがあります。
気づいてください。
立て続けに嫌なことが起こっているせいで、考え方がネガティブになり、嫌なことばかり見るようになっています。
目線も考え方も悪い方向を向いていると、さらに悪いことを引き寄せてしまいます。
目線を変えてください。
立て続けに嫌なことがあったときこそ、いいことに注目しましょう。
いいことが1つもない1日はありません。
どんな日でも、必ず1つはいいことがあります。
不運や災難が続いた1日であっても、それだけではないはずです。
たとえ踏んだり蹴ったりの1日であっても、必ず1つはいいことがあります。
踏んだり蹴ったりの1日のときこそ、いいことに注目しましょう。
1つあればいいのです。
1つあれば十分です。
ポジティブな要素を発見することが大切です。
「今日は不運な出来事が重なって最悪だったけど、こんないいこともあったよね」
いいことが見つかれば、素直に喜び、感謝しましょう。
いいことに着目すれば、元気が出ます。
心に明るい気持ちがぱっと広がるのです。