あなたに問題です。
この世で最もお金のかかる趣味は何でしょうか。
ゴルフでしょうか。
ゴルフは、お金のかかるスポーツとして有名です。
1コースを回るのに数万円かかることも珍しくありません。
絵画収集でしょうか。
たしかに絵画の中には高額のものもあり、中には簡単に手が出せないものもあります。
絵画にはまると、膨大なお金がかかって大変なことになるでしょう。
海外旅行でしょうか。
海外旅行もお金がかかるでしょう。
1回の旅行で大金が飛んでいきます。
どれもお金がかかるのは間違いありませんが、残念ながら違います。
お金がかかるといっても、まだかわいいほうです。
では、この世で最もお金がかかる趣味とは何か。
いつの間にかあなたも、その趣味にはまっているかもしれません。
正解は「貯金」なのです。
貯金を趣味にしていると、無限にお金がかかります。
100万円貯まろうと1000万円貯まろうと、終わりがありません。
1億円や10億円の貯金ができても「まだ足りたい」「もっと欲しい」となります。
たとえ100億円の貯金ができても、貯金に満足することはありません。
世間では「貯金が趣味です」というセリフを聞くことがありますが、注意が必要です。
貯金をするなら、何もしないのが一番です。
「貯金が趣味です」は、生きる目的のない人が言うセリフです。
貯金が趣味という人は「夢がありません」「消極的な人生を送っています」ということになります。
「趣味は貯金です」という口癖があるならイエローカードです。
無難なことに思えますが、これほど危険なことはありません。
「私はお金のかかる趣味を持っています」と言っているのと同じです。
貯金は、ギャンブルではありません。
ギャンブルではありませんが、お金がかかる点では、ギャンブルと同じ「底なし」であり、共通するところがあります。
この恐ろしさに気づくことです。
貯金を趣味にしてはいけません。
いくら貯めても満足できず「まだまだ」「もっともっと」となります。
ギャンブルと同じ「底なし」に苦しめられます。
いくら貯金しても、不安から逃れられなくなります。
不安から逃れられないため、一生幸せにもなれません。
死ぬ間際になって「貯金ばかりの人生だった」と後悔することになるでしょう。
これほど愚かなことはありません。
「お金はあるのに、心はむなしい」という状態になります。
貯金を趣味にしているかぎり、幸せになれません。
貯金を趣味にしているなら、今すぐやめることです。
「貯金が趣味」というセリフは響きがいいだけに、多くの人が落とし穴に気づいていません。
貯金が禁止というわけではありません。
蓄えは、万一に備えて必要です。
お金があればあるほど、不自由から解放してくれます。
貯金をするなら、上限金額を設定してください。
無制限の貯金から解放されます。
目安としては「年収」です。
年収300万円の人なら300万円、年収600万円の人なら600万円を上限に設定します。
自営業など、年収が変動しやすい立場なら、平均値で考えましょう。
上限を超えたお金は、すべて自己投資に回すようにしましょう。
投資先は「自分」であり「頭脳」です。
貯金に上限を設定することで、底なし地獄から抜けられます。
「貯金に上限を設け、上限を超えたお金は自己投資に回す」というルールを作っておきましょう。