執筆者:水口貴博

アイデアを出す30の方法

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アイデアがひらめきやすい環境「4B」とは。

アイデアがひらめきやすい環境「4B」とは。 | アイデアを出す30の方法

アイデアがひらめきやすいと言われる環境が4つあります。

「Bathroom」「Bus」「Bed」「Bar」です。

4つのBの頭文字を取って「アイデア発想の4B」と呼ばれます。

この4つの環境は、適度にリラックスしやすいタイミングのため、アイデア発想に有効です。

上手に4Bを活用すると、アイデア発想がスムーズになるでしょう。

Bathroom

Bathroomとは「トイレ中」「入浴中」を意味します。

トイレ中や入浴中は、心身ともにリラックスしています。

緊張から解放された瞬間、思わぬ発想がひらめくことが少なくありません。

トイレ中は一瞬かもしれませんが、短い時間なりに考えることがあるでしょう。

用を足すのが終わっても、便座に座っているとき、不思議と考え事がはかどるものです。

古代ギリシャの数学者・物理学者アルキメデスが「アルキメデスの原理」を思いついたのも、入浴中として有名です。

このことから、アイデアがひらめきやすい場所は、紀元前から同じであることがうかがえます。

Bus

乗り物の「バス」の意味するところは「移動中」です。

たとえば、バス・電車・タクシー・新幹線・飛行機などです。

電車やバスの窓から、外をぼんやり眺めているとき、妙に思考が研ぎ澄まされた経験はないでしょうか。

バスや電車の中は、リラックスしやすい環境でありながら、刺激の多い場所でもあります。

バスや電車の中には、壁面広告や中づり広告があり、クリエイティブな刺激が得られます。

また、窓の外からさまざまな光景を見ることができ、短時間でさまざまな刺激が得られます。

ただし、移動中の中でも注意したいのが、車の運転中です。

車の運転中に、考え事をするのは、交通事故を引き起こす原因になります。

アイデア発想をするなら、自分で運転する必要がない、公共の交通機関を利用するのがいいでしょう。

Bed

Bedとは「ベッドルーム」のことであり「寝室」を意味します。

寝室には、落ち着いた照明と静かな空間があります。

寝室でのんびりしているときは、考え事がはかどります。

ベッドルームという場所や寝る間のタイミングを利用すれば、アイデア発想もスムーズになるでしょう。

ただし、1つ注意点があります。

床に就いてから考え事をするのは控えておくほうがいいでしょう。

考え事が気になって寝られなくなります。

横になって目をつぶれば、いったん考え事は中断して、夢の世界に入るのがいいでしょう。

Bar

Barとは「バー」「居酒屋」などを意味します。

アルコールには、リラックスを促す作用があります。

アルコールには、交感神経の働きを抑え、副交感神経の働きを促し、リラックスをもたらす作用があります。

お酒を飲んで適度に酔って気分がよくなると、常識やルールの枠から外れた考え方をしやすくなるでしょう。

ほろ酔いを楽しみながら考え事をしていると、普段ならできない発想ができ、アイデアが浮かびやすくなります。

バーや居酒屋でお酒を楽しんでいるとき、思わぬアイデアが浮かぶかもしれません。

ただし、注意点が2つあります。

(注意点1)
1人で静かに飲むこと

バーや居酒屋とはいえ、大勢でにぎやかに飲んでいる場合、この法則に当てはまりません。

単なるどんちゃん騒ぎで終わるでしょう。

アイデア発想を促したいなら、1人で静かに飲んでいるときが有効です。

(注意点2)
酔いすぎないこと

いくらアルコールの働きがアイデア発想に有効とはいえ、酔いすぎては意味がありません。

あくまで「ほろ酔い」を楽しむ程度が適切です。

理性と自制心を保ててこそ、アイデア発想がスムーズになります。

アイデアを出す方法(29)
  • アイデアがひらめきやすい環境として「4B」を利用する。
アイデアは、実行してこそ意味がある。

アイデアを出す30の方法

  1. 「なんとなく」でアイデアは出ない。
    アイデアを出すには、方法論がある。
  2. アイデアに、センスや才能は必要ない。
    必要なのは、方法と努力。
  3. アイデアとは何か。
  4. アイデアとは、既存要素の新しい組み合わせにすぎない。
  5. アイデアを出す第1段階は、資料集め。
  6. アイデア発想には、基本の5段階がある。
  7. アイデアを出すなら「質」より「量」を意識しよう。
  8. 常識で考えているかぎり、平凡なアイデアは生まれても、斬新なアイデアは生まれない。
  9. アイデアには、好奇心と遊び心が必要。
    ばかになって考えよう。
  10. 「変わり者」と言われることを恐れるな。
  11. 逆に考えるのを習慣にすれば、斬新なアイデアが出やすくなる。
  12. アイデアに必要なのは、記憶力より記録力。
    常に書き留める準備をしておき、最速で書き留めよう。
  13. 最初から根拠を考えない。
    根拠は後から考えよう。
  14. インターネットに依存した情報収集には要注意。
  15. 部屋にこもってばかりでは、よいアイデアは出ない。
    本当のヒントは、外にある。
  16. 明確な目標を決めておこう。
    カラーバス効果によって、アイデアのヒントが見つかりやすくなる。
  17. 何でもヒントにする。
    何でもヒントになる。
  18. ひたすら新しい組み合わせを試し続けるだけでいい。
  19. 制約は、アイデア発想の起爆剤。
  20. アイデアを探すなら、熟読の必要はない。
    見出しやまとめを読むだけで十分。
  21. アイデア発想では、アナログとデジタルのどちらが有利か。
  22. 気分転換やリフレッシュによって、アイデアが促される。
  23. 小さなひらめきを軽視しない。
  24. 1つのアイデアには、100万円の価値がある。
  25. アイデア発想は、苦しむものではなく、楽しむもの。
  26. 最初の形にこだわると、アイデアの発展を妨げる。
  27. 自分の頭だけで考えていると、狭い世界にとらわれる。
  28. アイデアパーソンになったつもりで考えよう。
  29. アイデアがひらめきやすい環境「4B」とは。
  30. アイデアは、実行してこそ意味がある。

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