「素晴らしいアイデアが出た」
「アイデアを練って大きく発展させた」
「見栄えや体裁を整え、根拠も加え、実用的な状態まで仕上げた」
素晴らしいアイデアが出れば、さぞ大きな達成感が得られるでしょう。
資料集めから始まり、しっかり脳を働かせて生み出したアイデアは、誇らしく思うはずです。
アイデアが出て完成すれば、大きな仕事をやりきった達成感があるでしょう。
完成されたアイデアは、もはや「作品」と言っても過言ではありません。
しかし、満足するのはまだ早い。
アイデアが出て、完成すれば、最後に大切な仕事が残っています。
それが「実行」です。
アイデアが完成すれば、できるだけ早く実行に移しましょう。
どれだけ素晴らしいアイデアも、実行しなければ、価値はゼロ。
実行しなければ「アイデアを考えただけ」ということになり、ただの自己満足で終わります。
実行するまでは、まだ現実に変化がありません。
実行してこそ、現実に変化が生まれます。
余計な後回しは不要です。
準備やタイミングの問題もありますが、できるだけ早く実行に移すようにしましょう。
待たなければいけないときもありますが、事情が解消され次第、できるだけ早く実行するのが正解です。
タイミングを見計らう必要があるなら、ベストタイミングではなくベタータイミングで実行しましょう。
ベタータイミングであれば、素早く実行しやすくなります。
時間が経つにつれて、アイデアが風化したり時代遅れになったりする可能性があります。
ベストなアイデアも、タイミングが遅れると、価値が半減します。
あまりもたもたしていると、競合他社が先にアイデアを実行して、アイデアの優位性が失われることもあります。
後回しにしているうちに、実行する意欲や熱意も失われていきます。
余計な後回しをしたところで、いいことは1つもありません。
理想は、アイデアが完成した直後の実行です。
1分1秒でも早く実行しましょう。
「アイデアが完成したので今から実行します」と言えるようになりたい。
熱意と意欲があるうちに実行したほうが、アイデアも成功しやすくなります。
うっかり実行を忘れそうなら、実行する予定を立ててください。
カレンダーやスケジュール帳に予定として組み込んでおけば、余計な後回しを防げるでしょう。
アイデアを考えただけで満足しないこと。
アイデアは、実行してこそ意味があるのです。