執筆者:水口貴博

アイデアを出す30の方法

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アイデアとは、既存要素の新しい組み合わせにすぎない。

アイデアとは、既存要素の新しい組み合わせにすぎない。 | アイデアを出す30の方法

アイデアはどこから生まれるのでしょうか。

アイデアを出すうえで、まず知っておきたい基本があります。

「アイデアとは、既存要素の新しい組み合わせにすぎない」という事実です。

アイデアを「無から有を生み出すもの」「ゼロから創造するもの」と思っているなら誤解です。

「突然ひらめくもの」「天から降ってくるもの」といった表現もときどき聞きますが、厳密には違います。

目をつぶって、じっとしているだけで、アイデアは出てきません。

完全にゼロからアイデアを発想するのは不可能です。

知識も資料も何もない状態でアイデアを出せるなら、誰も苦労しません。

アイデアに知識が不要なら、赤ちゃんはアイデアの天才ということになります。

アイデアを出そうと思うなら「既存要素をうまく組み合わせよう」と考えてください。

ゼロからアイデアを発想するのではありません。

どこかにアイデアのもとがあって、それを別の要素と組み合わせることで、新しいアイデアが出ます。

知識や教養があるとアイデアを出しやすくなるのは、既存要素をたくさん知っているからです。

既存要素が多いと、組み合わせのバリエーションも増えるため、アイデアが出やすくなります。

既存要素を利用するのは、盗用に感じるかもしれませんが誤解です。

もちろん何も加工せず、そのまま単体で利用すれば、盗用になります。

著作権に触れるため、絶対避けなければいけません。

しかし、ほかの要素と組み合わせ、新たに生み出すなら、アイデアになります。

ぱっとアイデアが浮かぶことはありません。

もし急にアイデアが浮かんだなら、頭の中で無意識のうちに「既存要素の新しい組み合わせ」が起こったと考えていいでしょう。

アイデアを出すなら、何かネタを探すために、さまざまな刺激を受けに行くことが効果的です。

本を読んで知識を得る。

美術館に出かけて、刺激を受ける。

街に出かけて、ウインドウショッピングをする。

辞書をぺらぺらめくるだけでもいい。

さまざまな要素に触れていると、たまたま調和する組み合わせが見つかります。

それがアイデアになります。

アイデアを出したいなら、まず既存要素を組み合わせることから始めましょう。

感覚としては「パズルゲーム」です。

いろいろな組み合わせを1つずつ試していき、しっくりくるパターンを見つけるだけです。

その小さなアイデアを大きく発展させていけば、素晴らしい価値に変わります。

アイデアとは、既存要素の組み合わせにすぎないのです。

アイデアを出す方法(4)
  • アイデアとは、既存要素の新しい組み合わせにすぎないことを理解する。
アイデアを出す第1段階は、資料集め。

アイデアを出す30の方法

  1. 「なんとなく」でアイデアは出ない。
    アイデアを出すには、方法論がある。
  2. アイデアに、センスや才能は必要ない。
    必要なのは、方法と努力。
  3. アイデアとは何か。
  4. アイデアとは、既存要素の新しい組み合わせにすぎない。
  5. アイデアを出す第1段階は、資料集め。
  6. アイデア発想には、基本の5段階がある。
  7. アイデアを出すなら「質」より「量」を意識しよう。
  8. 常識で考えているかぎり、平凡なアイデアは生まれても、斬新なアイデアは生まれない。
  9. アイデアには、好奇心と遊び心が必要。
    ばかになって考えよう。
  10. 「変わり者」と言われることを恐れるな。
  11. 逆に考えるのを習慣にすれば、斬新なアイデアが出やすくなる。
  12. アイデアに必要なのは、記憶力より記録力。
    常に書き留める準備をしておき、最速で書き留めよう。
  13. 最初から根拠を考えない。
    根拠は後から考えよう。
  14. インターネットに依存した情報収集には要注意。
  15. 部屋にこもってばかりでは、よいアイデアは出ない。
    本当のヒントは、外にある。
  16. 明確な目標を決めておこう。
    カラーバス効果によって、アイデアのヒントが見つかりやすくなる。
  17. 何でもヒントにする。
    何でもヒントになる。
  18. ひたすら新しい組み合わせを試し続けるだけでいい。
  19. 制約は、アイデア発想の起爆剤。
  20. アイデアを探すなら、熟読の必要はない。
    見出しやまとめを読むだけで十分。
  21. アイデア発想では、アナログとデジタルのどちらが有利か。
  22. 気分転換やリフレッシュによって、アイデアが促される。
  23. 小さなひらめきを軽視しない。
  24. 1つのアイデアには、100万円の価値がある。
  25. アイデア発想は、苦しむものではなく、楽しむもの。
  26. 最初の形にこだわると、アイデアの発展を妨げる。
  27. 自分の頭だけで考えていると、狭い世界にとらわれる。
  28. アイデアパーソンになったつもりで考えよう。
  29. アイデアがひらめきやすい環境「4B」とは。
  30. アイデアは、実行してこそ意味がある。

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