執筆者:水口貴博

アイデアを出す30の方法

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常識で考えているかぎり、平凡なアイデアは生まれても、斬新なアイデアは生まれない。

常識で考えているかぎり、平凡なアイデアは生まれても、斬新なアイデアは生まれない。 | アイデアを出す30の方法

私たちには「常識」という共通ルールを意識しながら生きています。

常識とは、社会が共通に持つ、知識や考え方のことをいいます。

アイデアを出そうとするとき、普通は常識の範囲で考えるのが一般的です。

もちろん常識の範囲で考えるのも悪くありません。

常識があるからこそ、スムーズに社会生活を送れます。

きちんと常識を身につけているほうが、大人としても社会人としても立派なのは間違いありません。

常識的なアイデアなら、違和感が小さいため、多くの人から受け入れられるでしょう。

しかし、常識で考えているかぎり、平凡なアイデアは生まれても、斬新なアイデアは生まれません。

常識にとらわれていては、あっと驚かせるようなアイデアは生まれない。

斬新なアイデアを出すには、常識にとらわれない考え方が必要です。

その考え方こそ「非常識」なのです。

アイデアを出すには、頭の中に制限やルールを設けず、自由な状態にすることが大切です。

普通の人が考えないような、クリエイティブな発想するためには、非常識に考える必要があります。

頭の中を自由な状態にするためには、もはや常識も先入観も邪魔であり、非常識が重要になります。

普通の人が考えないようなところに、斬新なアイデアのヒントが隠れています。

アイデアを考えるときは、常識を忘れるようにしてください。

大人になった今、常識を忘れるのは難しいかもしれませんが、できるだけ挑戦してみてください。

常識をゼロにできなくても、できるだけ意識しないことならできるはずです。

イメージとしては「就学前の子ども」です。

就学前のあなたは、まだ常識も身につけていなかったことでしょう。

知識も先入観もなく、常に新鮮な気持ちであり、すべてのことに素直だったはずです。

幼いころ、テレビを見たとき「中に人が入っている」と本気で信じていた時期があったはずです。

就学前の子どもに戻った状態を意識すれば、非常識な発想もしやすくなります。

青空に浮かぶ白い物体を見たとき「雲」ではく「わたあめ」という答えもあっていい。

夜空に輝く白い点を見たとき「星」ではなく「白ごま」という答えもあっていい。

庭に生える草を見たとき「邪魔」と思うのではなく「きれい」という答えもあっていい。

できるだけ常識は忘れ、できるだけ非常識に考えましょう。

頭の中は無制限の世界が広がっています。

非常識に考えることができるようになったとき、斬新なアイデアが出やすい状態になります。

アイデアを出す方法(8)
  • 常識にとらわれず、非常識に考える。
アイデアには、好奇心と遊び心が必要。
ばかになって考えよう。

アイデアを出す30の方法

  1. 「なんとなく」でアイデアは出ない。
    アイデアを出すには、方法論がある。
  2. アイデアに、センスや才能は必要ない。
    必要なのは、方法と努力。
  3. アイデアとは何か。
  4. アイデアとは、既存要素の新しい組み合わせにすぎない。
  5. アイデアを出す第1段階は、資料集め。
  6. アイデア発想には、基本の5段階がある。
  7. アイデアを出すなら「質」より「量」を意識しよう。
  8. 常識で考えているかぎり、平凡なアイデアは生まれても、斬新なアイデアは生まれない。
  9. アイデアには、好奇心と遊び心が必要。
    ばかになって考えよう。
  10. 「変わり者」と言われることを恐れるな。
  11. 逆に考えるのを習慣にすれば、斬新なアイデアが出やすくなる。
  12. アイデアに必要なのは、記憶力より記録力。
    常に書き留める準備をしておき、最速で書き留めよう。
  13. 最初から根拠を考えない。
    根拠は後から考えよう。
  14. インターネットに依存した情報収集には要注意。
  15. 部屋にこもってばかりでは、よいアイデアは出ない。
    本当のヒントは、外にある。
  16. 明確な目標を決めておこう。
    カラーバス効果によって、アイデアのヒントが見つかりやすくなる。
  17. 何でもヒントにする。
    何でもヒントになる。
  18. ひたすら新しい組み合わせを試し続けるだけでいい。
  19. 制約は、アイデア発想の起爆剤。
  20. アイデアを探すなら、熟読の必要はない。
    見出しやまとめを読むだけで十分。
  21. アイデア発想では、アナログとデジタルのどちらが有利か。
  22. 気分転換やリフレッシュによって、アイデアが促される。
  23. 小さなひらめきを軽視しない。
  24. 1つのアイデアには、100万円の価値がある。
  25. アイデア発想は、苦しむものではなく、楽しむもの。
  26. 最初の形にこだわると、アイデアの発展を妨げる。
  27. 自分の頭だけで考えていると、狭い世界にとらわれる。
  28. アイデアパーソンになったつもりで考えよう。
  29. アイデアがひらめきやすい環境「4B」とは。
  30. アイデアは、実行してこそ意味がある。

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