アイデアを出すには、小さなひらめきを大切にしましょう。
実は普段から私たちは、発想やアイデアをたくさん思いついています。
自覚もあれば、無自覚もあります。
では、なぜそれらのひらめきがアイデアに発展しないかというと、理由は単純です。
軽視しているからです。
ひらめきの大半が、取るに足らない内容です。
あまりに小さなひらめきであり、アイデアと呼ぶほどではないため、安易に考えて受け流します。
「大したひらめきではない」
「ささいなアイデアで価値がない」
「誰でも思いつくだろう」
「人に言ったら、笑われるだろう」
「変なことをひらめいてしまった。さっさと忘れよう」
せっかくひらめいても、とっさに「無価値」と判断する。
生かされないまま、うやむやになって忘れられていく。
日の目を見ることがない。
ひらめきがあっても、なかったことになってしまうのです。
これはもったいないことです。
どんな小さなひらめきも貴重です。
素晴らしいアイデアの第一歩は、すでに始まっています。
「無価値」と思って軽視するのではありません。
小さなひらめきは「ダイヤの原石」と思って、大事に磨いていきましょう。
「ここから発展できないか」と真剣に受け止め、じっくり深めていくことが大切です。
心に浮かんだ小さなひらめきを大切にしてください。
頭をひねり回しましょう。
しっかり頭を働かせて、もっと大胆に発想を広げていきましょう。
曖昧なら明確にして、抽象的なら具体的にします。
最初から立派なアイデアが浮かぶわけではありません。
どんなアイデアも、初期段階は、米粒のように小さなこと。
素晴らしいアイデアは、最初からあるものではなく、発展させていくものです。
無価値に等しいほど小さなひらめきであっても、必ず発展させる余地があります。
小さなひらめきを、大化けさせようではありませんか。
視点や考え方を変えたり、アレンジや付加価値を加えたりすれば、素晴らしいアイデアに発展させていけるでしょう。
発展させようと思えば、次の新しいアイデアも思い浮かびやすくなります。
もしその場で大きく発展できないなら、とりあえずメモ帳に書き留めておくといいでしょう。
いったんアイデアを寝かせます。
そのとき、ひらめきを発展できなくても、しばらくしてから考えると、うまく発展できることがあります。
大きく発展させようとあれこれ考えるとき、想像力・発想力を鍛えるトレーニングになります。