人生では、苦しい場面に直面することがあります。
勉強で行き詰まったとき、スポーツでスランプに陥ったとき、なかなか仕事がうまくいかないとき。
肉体的に苦しいときもあれば、精神的に苦しいときもあるでしょう。
さて、質問です。
あなたなら苦しくなったとき、どうつぶやきますか。
「疲れた」
「苦しい」
「しんどい」
「嫌になった」
「飽き飽きした」
ネガティブな言葉を発することが多いのではないでしょうか。
もちろんどれも正直な発言で悪くありません。
無理をせず、そのまま素直に諦める選択もできるでしょう。
弱音を吐いたほうが、周りの人にも困っていることが伝わりやすいので、助けてもらいやすくなるでしょう。
しかし、ここに工夫の余地があります。
苦しくなったら、こうつぶやきましょう。
「さあ、面白くなってきたぞ」と。
顔を上げ、にっこりほほ笑みながらつぶやけば、効果抜群です。
「面白くなった」と受け止めることが大切です。
「苦しい場面」は、見方を変えると「自分が試されている場面」と言えます。
簡単なことばかりでは成長できません。
苦しいことに直面したときこそ、諦めるか踏ん張るかの正念場です。
楽しむ気持ちになれば、ポジティブ思考に切り替わり、底力が湧いてきます。
本当の底力は、楽しんでいるとき、発揮されます。
不思議と体が軽くなり、心は躍り始め、もう一踏ん張りできる底力が湧き出ているはずです。
せっかく苦しい場面になったのですから、楽しまなければ損です。
楽な道ばかりでは成長できません。
人生では、適度に苦しい道を経験しておくほうが健全です。
苦しい場面を楽しみながら乗り越えれば、成長した自分に出会えます。
だからこそ、つぶやくのです。
「さあ、面白くなってきたぞ」と。