大きな借金問題がある場合、打ち明けるかどうか悩みます。
金額が小さいなら、まだ打ち明けやすいですが、金額が大きくなるほど、心理的な抵抗も強くなるでしょう。
「正直に打ち明けると、幻滅されるのではないか」
「大喧嘩に発展するだろう」
「結婚できなくなるかもしれない」
さまざまな心配や不安が頭をよぎり、正直な白状をためらうでしょう。
パートナーに知られないで、借金をこそこそ返済したいと考える人も多いのではないでしょうか。
もちろん同棲中でも、隠し通すことは可能でしょう。
上手にお金のやりくりをして、毎月少しずつ返済しておけば、パートナーに知られることなく完済ができるはずです。
弁護士や税理士など、専門家の力を借りれば、借金の返済が早くなる可能性もあるでしょう。
しかし、隠し通したい気持ちがあったとしても、できるだけパートナーに打ち明けておくことをおすすめします。
お金に関する問題は、大変デリケートです。
離婚の原因の上位は、常に金銭トラブルがあります。
「個人的な問題だから打ち明ける必要はない」と思うかもしれませんが、安易な考えはよくありません。
結婚前提で同棲しているなら、個人的な問題でも、実際は2人の問題と言えるでしょう。
まだ結婚していなくても、ゆくゆくパートナーにも関わる問題になる可能性があります。
パートナーに知られずに借金を返済したくても、うまくいくとは限りません。
大きな借金があるのは「金銭感覚に問題がある証拠」と言えるでしょう。
金銭問題の発端が何であろうと、今後の2人の人生に強く影響することですから、正直に打ち明けておくのが得策です。
同棲でご両親に挨拶をする際「誠実であること」を約束したはずです。
パートナーだけでなく、両家のご両親に誠意を見せる意味でも、礼節を重んじた行動が重要です。
結婚してから発覚すると、一気に信頼関係が打ち砕かれます。
「なぜ同棲中に言ってくれなかったの?」と問い詰められ、ますます問題が大きくなるでしょう。
手遅れになってから打ち明けるくらいなら、同棲の段階で早めに打ち明けておくほうが、ショックもトラブルも小さくて済みます。
パートナーが、借金返済に協力してくれるかもしれません。
パートナーが監視役として働いてくれるおかげで、借金返済がしやすくなるメリットもあります。
同棲は結婚前提の生活であり、信頼関係が重要です。
言いにくいかもしれませんが、大きな借金問題は、パートナーに打ち明けておくことをおすすめします。