同棲に疲れたとき、考えてみてほしいことがあります。
「つまらないことで悩んでいないか」です。
「本気で悩んでいる」と思うかもしれませんが、一度心を大きくして、状況を振り返ってみてください。
自分の立場だけでなく、パートナーの立場を含めた全体的な状況を振り返ってみるのがポイントです。
たとえば、パートナーが家事をしないことで悩んでいたとしましょう。
自分だけが家事をして、パートナーは非協力的なら、不公平な感じがします。
自分がお手伝いさんのような存在に感じて、不満が出るでしょう。
しかし、パートナーは家事をしてくれない代わりに、家計の大半を支えてくれている状況ならどうでしょうか。
「家事が自分に偏っている」と思っているなら、パートナーは「金銭的負担が自分に偏っている」と思っているかもしれません。
「仕事の種類」は違っていても「総合的な負担」という点では、バランスが取れているときがあります。
パートナーのいびきや歯ぎしりがうるさくて、悩んでいた場合はどうでしょうか。
パートナーのいびきや歯ぎしりがうるさいと、睡眠が妨げられて苦労しますが、そんな自分はどうでしょうか。
「いびきや歯ぎしりがうるさい」と言っている自分も、いびきや歯ぎしりをしている場合があります。
「自分も人のことを言えない」と思えば、パートナーだけの問題ではないとわかるでしょう。
偏っているように見えて、実はバランスが取れている場合があります。
相手が悪いように思えて、実はお互いさまという場合があります。
人は、自分を中心に見てしまいがちです。
自分では不公平であるように感じても、全体で見ると、公平になっていることがあります。
生活全体を振り返り「つまらないことで悩んでいないか」と考える余裕を持ってみてください。
振り返ったところで結果は変わらないかもしれませんが、一度考えてみる価値はあるでしょう。
暴力や浮気など、重大な過失がある場合は別ですが、小さなことなら笑って済ませられることがあります。
軽微なことなら、無視していいこともあるはずです。
自分が考えすぎていたり、神経質になっていたりしているだけかもしれません。
一度じっくり考えてみると、つまらないことで悩んでいることに気づけるかもしれません。