同棲生活に疲れたとき、疲れの原因の解決に取り組みましょう。
自分の行動を変えるだけで解決する場合もありますが、中には相手に協力してもらわなければ、解決しない問題もあるでしょう。
そうした場合は、やはり相手にお願いするしかありません。
自分の正直な気持ちを打ち明け、相手に改善をお願いしましょう。
ただし、相手にお願いするときは「言い方」が大切です。
言い方によって、問題が解決どころか、かえって大きくなる場合があります。
たとえば、相手がまったく家事に協力してくれなくて、悩んでいたとします。
よくありがちなのが、命令口調の説教です。
「たまには手伝いなさい!」
「もっと協力的になりなさい!」
いきなり命令口調で叱ると、誰でも気分がよくありません。
言い分は正しくても、言い方が厳しいと、反抗したくなるのが人間です。
言い方によっては、ますます問題解決を大きくしてしまうこともあります。
手伝ってほしいなら、大声で怒鳴り散らすのではなく、言葉を選びながら伝えましょう。
「私ばかりが家事をするのは、不公平だな」
「たまには手伝ってくれると助かるな」
命令や強制ではなく、相手に促すような言い方にするといいでしょう。
優しい言い方を心がければ、相手も素直に応じてくれる可能性が高くなります。
いびきや歯ぎしりがうるさくて、困っていたとします。
ありがちなのは、罵倒や命令といった言い方です。
「いびきや歯ぎしりするなんて最低。かっこ悪い」
「いびきや歯ぎしりがうるさい。すぐ病院で診てもらいなさい」
見下すような言い方は、相手をいらいらさせます。
相手の立場になり、できるだけ相手が行動したくなるような言葉を選びましょう。
「いびきや歯ぎしりが気になって眠りにくいな」
「いびきや歯ぎしりが強くて少し心配だな」
相手を心配するような言い方をすれば、相手は「病院でも行ってみようかな」と思うでしょう。
スムーズに悩みが解決するかどうかは、言い方にかかっている。と言っても過言ではありません。
慎重に言葉を選べば、あっさり問題が解決することも少なくありません。
素直に応じてくれるかどうかは、言葉にかかっています。