同棲で家事の担当を決めるとき、注意したいことがあります。
家事の完全な偏りは避けておくのが賢明です。
たとえば「家事はすべて女性側がする」といった状態です。
一方がすべての家事を担うと、大きな偏りが生まれます。
炊事・洗濯・掃除などの家事は、体力や時間を必要とする重労働です。
それぞれは小さな仕事でも、まとまれば大仕事になるでしょう。
家事が偏ると、後から「私だけ家事を頑張っているのはずるい。私はハウスキーパーではない」と不満を持ちます。
同棲前はいとおしかったパートナーの寝顔が、憎たらしく思えるようになってしまいます。
同棲の不満として蓄積されていき、いずれ2人の不仲につながることになります。
家事の担当を決めるなら、パートナーが生活費全額を支払っている場合を除き、2人で分担するのが賢明です。
できるだけ2人の仕事が平等になるような決め方にします。
人によって好き嫌いや得手不得手があるため、多少の偏りは許容範囲ですが、完全な偏りは避けておきましょう。
たとえ相手が「料理はできない」「掃除は苦手」などと主張してきても、気安く納得しないこと。
料理や掃除が苦手であっても、できるようにしてもらいます。
けがや病気をしているわけでなければ、本人のやる気次第です。
すでに完全な偏りが生まれている状態なら、さっそくパートナーに家事の協力を切り出しましょう。
今からでも遅くありません。
自分から言わなければ、パートナーから言い出す状況は考えにくい。
早めに言っておかないと、役割がどんどん固定されていきます。
今後の2人の関係に強く影響する点ですから、面倒であってもきちんとしておくことが大切です。