成長期の子どもの中には、朝食を抜く人もいるかもしれません。
「食欲がないから」
「食べる時間がないから」
「ダイエットをしたいから」
理由はさまざまでしょう。
中には、すべてに当てはまる人もいるかもしれません。
しかし、成長期の子どもが朝食を抜くのはよくありません。
身長を伸ばすためには、十分な栄養摂取が重要です。
朝食を抜くと、栄養の摂取量が減るため、栄養不足を招きやすくなります。
思考力や集中力も出にくくなり、日中の活動に悪影響が出るでしょう。
「朝食を抜くと、身長が伸びにくくなる」と言っても過言ではないのです。
3食のうち、最も大切なのは朝食です。
食欲がなくても、朝食だけはきちんと食べましょう。
朝食に食事をするからエネルギーが満たされ、精力的に日中を活動できます。
睡眠中に食事をしていなかった分だけ、朝食は栄養の吸収もよくなっています。
朝食なら、少々食べすぎでも問題ありません。
朝食をたくさん食べても、日中の活動でエネルギーを消費されるため、脂肪になりにくい特徴があります。
食事は、1日3食、きちんと食べることが大切です。
食事を「1日1回」「1日2回」など回数を減らすのはよくありません。
一度に大量の食事を取るより、1日3回に小分けにしたほうが吸収率が高くなります。
古くから「1日3食」といわれていますが、食事を朝昼晩の3回に分けるのは、栄養の吸収面においても理にかなっています。
昼食後に小腹がすけば、おやつを含めて、1日4回にしてもかまいません。
食べすぎが心配なら、食事を抜くより配分量を調整するのが賢明です。
たとえば、夜に食べる量を減らした分だけ、朝に食べればいいのです。
食事量は同じでも、食事量の配分を変えるだけで、太りにくくなります。