執筆者:水口貴博

学校では教えてくれない30のこと

7

失敗はしてもいい。失敗にくじけない人が強くなる。

失敗はしてもいい。失敗にくじけない人が強くなる。 | 学校では教えてくれない30のこと

私が中学生のころ、高市君という失敗にくじけない友人がいました。

体育の時間にあった、サッカーの試合でのことです。

大事な球を高市君が受け、仲間へのパスを、うっかり敵へ回してしまいました。

もちろんミスですから、先生から指導を受けたり、仲間からは冷たい目で見られたりします。

しかし、高市君は、サッカーでミスをして落ち込んでも、次の瞬間には立ち直っている人でした。

先生に叱られて落ち込んでも、授業が終われば、立ち直ります。

普通の人なら、叱られれば引きずってしまい、行動しないようになるでしょう。

「また失敗するかもしれないから、おとなしくしておこう」

こう考えるのが、普通の心理です。

しかし、高市君は、失敗をすればするほど、行動するような人でした。

間違えて叱られると、次は間違えないようにトライします。

ミスをして落ち込んでも、次はミスをしないように挑戦します。

当然、高市君はスポーツがぐんぐん伸びていきました。

学校では「失敗をしないように」と教えられます。

しかし、本当に大切なことは、失敗をしないことではありません。

失敗をしてもくじけないことが、本当に大切なことなのです。

ボクシングでも本当に強い人は、倒れない人ではなく、倒れても起き上がる人だといわれています。

いくら倒れても、何度も起き上がる人には、粘り強さを感じます。

倒れても起き上がることができる人は、もう一度チャンスをつかめる人です。

何度でも起き上がれる人は、何度でもチャンスをつかめる人です。

高市君はサッカーがうまくなったのは、先天的な才能ではなく、単純に諦めなかったからです。

失敗にくじけない習慣を持っていたからです。

社会では、上司に怒鳴られたり、恥ずかしい失敗をたくさんしたりする機会が出てきます。

「学校では失敗しないように」と教わりますが、本当に大切なことは「失敗してもくじけない」ということなのです。

学校では教えてくれないこと(7)
  • 倒れても、起き上がる。
会う人みんなが、先生になる。

学校では教えてくれない30のこと

  1. 頭がよければ、幸せになれるわけではない。
  2. 学校では「勉強の楽しさ」を教えてくれない。
  3. 学校では、お金の勉強をさせてくれない。
  4. 「好き」を基準に選択すると、人生がうまくいく。
  5. 友人は、量より質が大切。
  6. 初めは全力でぶつかる。
    コントロールは気にしない。
  7. 失敗はしてもいい。
    失敗にくじけない人が強くなる。
  8. 会う人みんなが、先生になる。
  9. カラオケでは、音痴の人が主役になる。
  10. 難しい顔をしている人が、素晴らしいわけではない。
  11. お金を持っていれば偉いわけではない。
    お金を何に使うかが大切。
  12. レベルが高くなればなるほど、簡単なことの難しさがわかるようになる。
  13. 恋愛という科目は、学校にはない。
  14. カンニングができるようにならないと、社会ではうまくやっていけない。
  15. 本当の力とは、無駄の塊からできている。
  16. 強いからヤンキーになるのではない。
    弱いからヤンキーになるのだ。
  17. 大切なことは、勉強そのものではなく、勉強の仕方。
  18. 自分は悪くないのに、謝らなければならないこと。
  19. 親の援助は、ありがたく頂かなければいけない。
  20. 勉強は、やらされるものではなく、自分からしていくもの。
  21. 止まり方より、走り方。
  22. 成長には、後退がない。
  23. 私たちの体は、神様からの「借りもの」。
  24. 大人の喧嘩の仕方。
  25. 出る杭を、打ってはいけない。
  26. 社会では、矛盾が当たり前。
  27. 三日坊主をしないと、才能を見つけられない。
  28. 金銭感覚の勉強。
  29. 土壇場。
  30. 夢は、自動的に叶うものではない。

同じカテゴリーの作品

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION