「自分にできるだろうか」という自問自答はいいのです。
自分に問いかけて、あれこれ思い悩むことは、まだ前進があるでしょう。
適性を考える機会になり、何らかの発見ができる場合もあります。
しかし「自分にできるだろうか」という相談は、正直なところ、不毛です。
相談してもいいですが、相談らしい相談にはならないでしょう。
相談したところで、相手は「大丈夫。きっとできるよ」という社交辞令しか、返事のしようがないからです。
自分の適切を他人に聞いても、わかりません。
とりあえず明るい返事しか、答えようがありません。
慰めくらいにはなるかもしれませんが、結局は一時的な不安の解消です。
正直に「あなたには無理」「やめたほうがいい」と否定されても、落ち込むだけでしょう。
どのみち、根本的な不安の解消にはなりません。
だから、不毛なのです。
「自分にできるだろうか」と相談するくらいなら、自問自答のほうが建設的です。
どうしても実現不可能とわかれば、別の選択肢を考えることです。
どうしても実現させたければ、できる手段を考えることです。
わからなければ、試食・試飲・試用などを通して体験すれば、具体的にわかりやすくなるでしょう。
「自分にできるだろうか」という答えは、自分の中にあります。
自分が自分の中から、掘り起こさなければいけない課題なのです。