OB・OG訪問をすれば、ほかの社員を紹介してもらえないか、尋ねてみましょう。
一連の質問が終わり、履歴書の確認も終わって、最後の段階で尋ねるといいでしょう。
社員であるOB・OGは、当然、別の社員とのつながりもあるはずです。
この人脈を使わない手はありません。
もちろんNOと言われる可能性もありますが、尋ねるだけなら損はありません。
ほかの社員と知り合えるチャンスですから、思い切ってお願いしてみましょう。
ただし、お願いの仕方には注意が必要です。
「ほかにOGやOGはいませんか」と、ぶっきらぼうな言い方では、先輩を不機嫌にさせることがあります。
「あなたの話は役立たなかったから、ほかの人の話が聞きたい」と、誤解されるかもしれないからです。
お願いするときは、ふさわしい理由を付けて、謙虚な言い方を心がけましょう。
「ありがとうございました。とても役立ちました。見識をさらに広めるため、世代や性別が異なる先輩ともお話ししたいです。できれば、ご紹介いただけないでしょうか」
正当な理由がわかれば、先輩も納得して、快くほかのOB・OGを紹介してくれるでしょう。
これを繰り返すことで、芋づる式にOB・OG訪問をこなせます。
ちなみにこの方法は、社内であなたの評判を上げることもできます。
社内で社員同士が、あなたの話をします。
「たくさんのOB・OG訪問をしたがる人物がいる」と社内で噂になれば、早期選考の可能性も上がるのです。