まず、就職したい企業に先輩がいないか、確認することから始まります。
一般的には、大学の就職課に行けば、スムーズに確認できるでしょう。
母校から出身者がいなければ、ほかの大学の友人を通して、OB・OGを紹介してもらいましょう。
さらに幅を広げて、中学時代や高校時代のつながりで探してもかまいません。
つてがなければ、企業のウェブサイトから社員に会う機会をお願いするのも、いい方法です。
OB・OGと連絡を取り、都合のよい日時と場所を決めます。
相手の都合を考えれば、連絡は、電話よりメールのほうが喜ばれるでしょう。
忙しい中を会ってくださりますから、日時と場所は、できるだけ先輩の都合に合わせるのがマナーです。
事前の準備もなく会うのは、厳禁です。
事前に企業研究を行い、情報を整理しておきましょう。
OB・OG訪問で質問したい内容も、準備が必要です。
ウェブサイトを確認しながら、質問したいことをノートにまとめます。
書き方は、箇条書きで十分です。
質問リストは、メモができる余白を設けておくと、便利です。
スーツの着用が基本です。
面接ではありませんが、面接のつもりで、身だしなみ・言葉遣い・態度などに失礼がないよう、引き締めていきましょう。
名刺を用意しておくと、自己紹介がスムーズです。
名刺は、名刺入れに入れるのがマナーです。
もし名刺がなければ、学生証の準備をしておきましょう。
会ったときは、最初に自分から名乗ります。
丁寧に挨拶して、時間を割いて会っていただけた感謝を、しっかり伝えます。
話を聞くときは、ノートにメモを取りましょう。
積極的に話を聞く態度を見せると、より有益な情報を引き出しやすくなります。
訪問時間は、状況にもよりますが、1時間から2時間くらいが目安です。
飲食の支払いは、できるだけ自分が支払います。
もし、先輩に支払ってもらった場合は、きちんとお礼を言いましょう。
OB・OG訪問後に必ずしてほしいのは、お礼です。
後日、いただいた名刺の連絡先に、メール・電話・手紙などでお礼を伝えましょう。
就職活動の結果、無事に採用が決まれば、その結果をきちんと先輩に報告すると、さらに喜ばれます。