なぜ、面接が行われるのでしょうか。
就職活動では「面接があるのは当たり前」という考えが一般的ですが、あらためて考えると不思議です。
能力や学歴、自己PRや志望動機などを確認するなら、履歴書で十分です。
面接をうまく対応するために、まず知ってほしい法則があります。
メラビアンの法則です。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した、人の印象を数値化した法則です。
どんな面接でも、必ず聞かれる質問が3つあります。
「自己紹介」「自己PR」「志望動機」です。
「応募書類に書いているから聞かれないだろう」と思いますが、そうとは限りません。
・いつもより余裕を持って起きる
面接当日は、少し忙しくなることが予想されます。
遅刻することがないよう、少し早めに起きて、朝食や身支度などを済ませましょう。
面接は、時間厳守です。
あらゆる面接において、遅刻は厳禁です。
たとえ1分の遅刻であれ、第一印象がよくありません。
面接の日程を予約した後、都合が悪くなり、日程を変更したい場合があります。
変更は、あまりよくありませんが、後から都合が悪くなる場合があるのも事実です。
都合が悪くなった時点ですぐ連絡を入れ、別の日に変更できないか、お願いしましょう。
面接では、1分の遅刻も厳禁です。
当日は早めに家を出て、余裕を持って、面接会場に到着することが大切です。
しかし、早めに家を出ていたとしても、やむを得ないときもあります。
面接では、履歴書のほか、事前に持参するように指定された書類があります。
卒業見込み証書・成績証明書・健康診断書・職務経歴書などです。
経歴をきちんと確認したい意図があり、持参するように指示されることがあります。
面接に持参したい持ち物があります。
代表的な11の持ち物を、以下に挙げます。
うっかり忘れるのを防ぐため、チェックシートを事前に作成して、忘れ物を防ぐ工夫をしましょう。
面接では、緊張しすぎに要注意です。
緊張しすぎると、表情は硬くなったり、声や手足が震えたりします。
過度の緊張によって考える余裕がなくなれば、面接でうまく受け答えができなくなるでしょう。
面接の直前、上着やコートの脱着タイミングにもマナーがあります。
同じ衣類でも、上着とコートでは、脱着のタイミングが異なります。
夏場は、熱くて上着を脱いだり、ネクタイを外したりすることがあります。
面接では、入室の際、ドアをノックします。
あなたはドアを、何回ノックしますか。
面接で入室する際、ノックを2回したいところですが、2回はよくないのです。
面接で入室後、まず椅子の横に移動します。
椅子の横に立ち、挨拶をしてから、着席という流れが一般的です。
さて、この椅子の横に移動する状況には、4つのパターンがあります。
面接は、自己紹介から始まります。
「○○大学○○学部○年、○○と申します」
元気な声で自己紹介をしたいところですね。
面接は基本的に、正直を心がけることです。
もちろんある程度の誇張は、許容範囲です。
社会人として表現を整えたり、オブラートに包んだりする話し方は、円滑な人間関係では必要です。
面接中は基本的に、メモを取る必要はありません。
面接中にメモを取っていると、面接官とのコミュニケーションの妨げになるからです。
面接中は、面接官との会話に集中しましょう。
入室マナーは、第一印象を決める大事な瞬間です。
ここでは、10ステップに細かく分けて解説します。
難しそうですが、結局は慣れです。
面接が始まる前、しばらく待ち時間が発生することがあります。
待合室で、座って待つこともあるでしょう。
もしくは、先に部屋に案内され、面接官が来るまで座って待つこともあるでしょう。
面接での面接官の呼び方は、印象にもつながります。
面接官の呼び方を誤ると、失礼に当たるでしょう。
「あなた」だけでは、丁寧な印象が欠けるため、きちんとした呼び方が好まれます。
面接の場で、書類を面接官に提出するとき、注意があります。
提出書類は、白い封筒に入れ、封筒のまま渡すのが基本です。
提出書類を丁寧に扱う様子をアピールすることで、好印象につなげる効果があります。
面接では、椅子の背にもたれないようにしましょう。
開始から終了まで、一切もたれません。
椅子の背にもたれると、意欲や熱意がないように見えるからです。
とにかく自信を見せることが大切です。
うつむいたり、猫背になっていたりすると、自信がないように見えてしまいます。
小さな声や、たどたどしい話し方も注意です。
ボールペンやクリアファイルなどには、他社のロゴが入ったものを見かけます。
企業が広告宣伝の一環として、自社のロゴを入れた文房具を無料配布することがあります。
たとえば、自社のロゴが刻まれたボールペンやクリアファイルなどです。
質問に答える時間は、どのくらいが適切でしょうか。
ちまたでは、さまざまなアドバイスを見聞きします。
「短ければ短いほどよい」
就職活動をする人の中には、変わったことを意識する人がいます。
たとえば、履歴書に「お手玉が得意」と書いたり、面接で「私に不可能はありません」と大げさな発言をしたりです。
面接官を驚かせて、自分を強くアピールするのが狙いです。
面接では、きちんと相手の目を見ながら話しましょう。
面接中は、話す内容に注意が向いて、相手の目を見るのを忘れがちです。
どんなにうまく話せても、面接官の目を見なければ、台無しです。
悪い印象を与えやすい、立ち振る舞いがあります。
無意識の場合もあるので、次のような例が自分にないか、確認しましょう。
心当たりがあれば、面接前までに、直しておきましょう。
答えられなかった質問の答えを、別の質問に移ってから、思い出すことがあります。
「言いたいことを思い出した。今さら言うのは不自然になるのではないか。どうしよう」
面接中は緊張しているため、事前に考えていた内容でも、本番で言い忘れることがあります。
面接は、特に緊張する場面です。
面接官からさまざまな質問をされますが、うまく聞き取れない場合があります。
面接官の顔や態度に注意が向いて、肝心の質問を聞き逃してしまう人もいるのではないでしょうか。
入室マナーを考えることはあっても、退出マナーを考える人は少ないのではないでしょうか。
入室だけでなく、退出も、評価の対象です。
退出時の振る舞いは、余韻として、印象に長く残りやすいため、気を抜かないことが大切です。