「仕方ない」と言いそうになったときが大切です。
「仕方ない」とは、いわば諦めの言葉です。
諦めれば、そこで話が終了します。
もちろん何でも意地を張ってばかりではいけません。
相手にも都合があるはずですから、完全に不可能なことは、諦めることも肝心です。
しかし、何でも妥協すればいいわけではありません。
中には、貫きたいこだわりもあるでしょう。
譲れない条件もあるでしょう。
「何としても実現させたい」と強く願うことは、すぐ諦めるのではなく、もう一踏ん張りしましょう。
「仕方ない」と言いそうになったときは「何とかお願いします」と言い換えてください。
無理を承知で、お願いするのです。
もちろんお願いしても、やはり「無理です」と断られるかもしれません。
そんなときは「では、どうすれば可能になりますか」と、さらに一押しします。
強引な態度ではなく、低姿勢でお願いしましょう。
乱暴な言葉ではなく、丁寧な言葉遣いで説得しましょう。
相手に嫌われるかもしれませんが、夢を実現させたければ、妥協を許さない態度も必要です。
嫌われる覚悟がないと、夢は叶いません。
誠意・意欲・熱意を「これでもか」と言うほど、しっかり伝えましょう。
しばらく粘っていると、相手が妥協してくれることがあります。
なかった選択肢を、新しく用意してくれるかもしれません。
心を動かすのは、心です。
しっかり心を伝えれば、相手も人間ですから、通じるものがあるはずです。
それが「夢を叶える」ということです。
無理を承知でお願いすれば、少ないと感じていた選択肢は、思っていたより多いことに気づくはずです。