就職活動において、OB・OG訪問は必須ではありません。
あくまで自発的に行うものであり、したくない人は、する必要はありません。
実際のところ、OB・OG訪問をしようとすると、手間がかかります。
連絡を取って、会う約束をします。
初対面ですから、緊張もするでしょう。
訪問が終わった後は、お礼も必要です。
手間が多いため「OB・OG訪問は、大企業や人気企業を目指す人がするもの」というイメージがあるようです。
しかし、OB・OG訪問は、大企業や人気企業を目指す人に限ったことではありません。
中小・零細企業であっても、機会があれば、OB・OG訪問をしてほしいのです。
実際に、OB・OG訪問は、役立ちます。
企業情報や面接突破の秘訣を取材できるだけではありません。
敬語を使う機会にもなります。
面接の模擬練習にもなります。
社会の実情を知る機会にもなります。
先輩と知り合うことで、人脈形成にもなるでしょう。
OB・OG訪問をする一連のやり取りが、自分のためになります。
入社前に、社会人としての常識とマナーを身につけるチャンスでもあるのです。
そもそもOB・OG訪問ができるのも、学生のうちだけです。
教えてもらえる立場のうちに、たくさん教えてもらう姿勢が大切です。
その積極性は、社会に出てからも役立つでしょう。
ほかの学生と、差をつけるチャンスです。
損になることはないのですから、OB・OG訪問は、しておいたほうがいいのです。