就職活動において、OB・OG訪問は必須ではありません。
あくまで自発的に行うものであり、したくない人は、する必要はありません。
実際のところ、OB・OG訪問をしようとすると、手間がかかります。
「OB・OG訪問が恥ずかしい」
そう思って、逃げ腰になっていませんか。
会話に自信がなかったり、初対面が苦手であったりなど、避けたい理由はさまざまでしょう。
あなたの回りに、OB・OG訪問をしている人は、どのくらいいるでしょうか。
おそらく少ないのではないでしょうか。
そもそも「OB・OG訪問」という言葉すら、聞き慣れないかもしれません。
(1)OB・OGを紹介してもらう
まず、就職したい企業に先輩がいないか、確認することから始まります。
一般的には、大学の就職課に行けば、スムーズに確認できるでしょう。
企業に面接するなら、OB・OG訪問をおすすめします。
特に人気企業や大企業に面接するなら、必須と言っていいでしょう。
その企業の理解を深めるためにも、事前にOB・OGと会って、情報収集が必要です。
多くの人が見落としがちな、OB・OG訪問先があります。
親です。
親は、身近すぎる存在のため、すっかり見落としていることがあります。
女性がOB・OG訪問をする場合、連絡しやすい先輩から訪問するのが一般的でしょう。
もちろん基本はそれでいいのですが、少し意識したいこともあります。
訪問相手を選べる状況があるなら、できるだけ女性の先輩を優先させるほうが安心です。
OB・OG訪問を申し込むと、突然、志望動機を聞かれることがあります。
なぜ、志望動機を聞こうとするのでしょうか。
それは、あなたの熱意を確認するためです。
人脈を通してOB・OGと連絡を取れても、残念な返事が返ってくることがあります。
「忙しくて、会うのは難しい」
「最近、仕事が忙しくてね」
「電話やメールが面倒。突然訪問してもいいのではないか」
いわゆる出待ちです。
事前の連絡もなく、突然OB・OG訪問するのも、1つの方法です。
OB・OG訪問は、突然の訪問は避け、事前に連絡をしましょう。
先輩は、すでに働いている社会人です。
いきなり出向いて、話をうかがおうとするのは、失礼です。
一般的にOB・OG訪問は、カフェやレストランで行います。
先輩の都合に合わせたほうが好印象ですから、先輩の勤め先から近い店を優先するのがマナーです。
ただし、カフェやレストランとはいえ、雰囲気は店によって大きく異なります。
OB・OG訪問は、1対1でなければいけないルールはありません。
状況によっては「複数人でOB・OG訪問をしたい」と思うこともあるでしょう。
「複数人が1人の先輩から話を聞く」というスタイルです。
企業のウェブサイトを確認すると、次のような注意書きを見かけることがあります。
「当社は、OB・OG訪問を受け付けておりません」
企業によっては、最初からOB・OG訪問を断っているところがあります。
同じ約束の時間でも、学生と社会人では、考え方が違います。
学生の場合「約束した時間までに到着すればいい」という考え方が多いのではないでしょうか。
もちろん約束の時間前に到着さえすれば、間に合っていますから、約束どおりです。
OB・OG訪問は、時間を要するため、長時間滞在できる場所で行われます。
企業の会議室である場合もありますが、一般的には、喫茶店やレストランなどが中心になるでしょう。
お店に入れば、注文しないわけにはいきません。
OB・OG訪問の際、言ってしまいがちな一言があります。
「いろいろ教えてください」です。
面接のこと、企業のこと、社会のことなど、教えてほしいことが山ほどあるため、つい言ってしまうのでしょう。
OB・OG訪問でよくありがちなのは、話の脱線です。
聞きたいことからどんどん話がそれてしまい、収拾が付かなくなることがあります。
福利厚生をしているうちに、社員旅行の話になる。
OB・OG訪問は、正式な面接ではありません。
非公式であり、ある程度、柔らかい雰囲気が許されます。
場所も、喫茶店やレストランなどが一般的で、話しやすい雰囲気になるでしょう。
挨拶と自己紹介が終われば、さっそくノートを取り出し、質問を始めましょう。
「いきなり質問を始めると失礼ではないか」と思いますが、逆です。
むしろ、だらだらした時間を過ごすほうが失礼でしょう。
OB・OG訪問では、企業のウェブサイトに載っている情報を聞かないようにしましょう。
企業のウェブサイトに載っている情報を聞くと「企業のウェブサイトを見ていないな」とばれてしまいます。
「事前準備が不足している」と思われ、OB・OGをがっかりさせるでしょう。
OB・OG訪問での質問は、基本的に自由です。
自分が気になることを、どんどん聞いていけばいいでしょう。
ただし、自由とはいえ幅が広く、質問がうまく思い浮かばない人もいるでしょう。
質問するときは、質問順にも注意しましょう。
いきなり、デリケートな質問から始めるのは、避けたほうが賢明です。
たとえば、残業・休日出勤・有給休暇・収入などです。
OB・OG訪問で聞きたい質問例があれば、逆に聞かないほうがいい質問例があります。
意欲がないと誤解されたり、企業を疑ったりする質問は避けたほうがいいでしょう。
ふざけたような質問も、避けるのがマナーです。
履歴書を確認してもらうのは、親・先生・友人だけではありません。
OB・OG訪問でも、先輩にも履歴書を確認してもらいましょう。
企業に特化した履歴書の確認は、OB・OGが適任です。
OB・OGと連絡の際に確認するのは、会える日時や場所だけではありません。
どのくらい時間を確保できるかも、確認しておきましょう。
30分かもしれませんし、2時間かもしれません。
OB・OG訪問をすれば、ほかの社員を紹介してもらえないか、尋ねてみましょう。
一連の質問が終わり、履歴書の確認も終わって、最後の段階で尋ねるといいでしょう。
社員であるOB・OGは、当然、別の社員とのつながりもあるはずです。
OB・OG訪問の後は、お礼を伝えましょう。
会って話を聞いて終わりというのは、就職活動をする人として好ましくありません。
面接が終わったときと同様、OB・OG訪問が終わった後も、お礼の連絡を入れましょう。
お礼のメールは、OB・OG訪問が終わった直後だけとは限りません。
余裕があれば、近状報告を心がけるといいでしょう。
近状報告は、定期的でも不定期でも自由です。
就職活動において、OB・OG訪問は必須ではありません。
あくまで自発的に行うものであり、したくない人は、する必要はありません。
実際のところ、OB・OG訪問をしようとすると、手間がかかります。
連絡を取って、会う約束をします。
初対面ですから、緊張もするでしょう。
訪問が終わった後は、お礼も必要です。
手間が多いため「OB・OG訪問は、大企業や人気企業を目指す人がするもの」というイメージがあるようです。
しかし、OB・OG訪問は、大企業や人気企業を目指す人に限ったことではありません。
中小・零細企業でも、機会があれば、OB・OG訪問をしてほしいのです。
実際に、OB・OG訪問は、役立ちます。
企業情報や面接突破の秘訣を取材できるだけではありません。
敬語を使う機会にもなります。
面接の模擬練習にもなります。
社会の実情を知る機会にもなります。
先輩と知り合うことで、人脈形成にもなるでしょう。
OB・OG訪問をする一連のやり取りが、自分のためになります。
入社前に、社会人としての常識とマナーを身につけるチャンスでもあるのです。
そもそもOB・OG訪問ができるのも、学生のうちだけです。
教えてもらえる立場のうちに、たくさん教えてもらう姿勢が大切です。
その積極性は、社会に出てからも役立つでしょう。
ほかの学生と、差をつけるチャンスです。
損になることはないのですから、OB・OG訪問は、しておいたほうがいいのです。
「OB・OG訪問が恥ずかしい」
そう思って、逃げ腰になっていませんか。
会話に自信がなかったり、初対面が苦手であったりなど、避けたい理由はさまざまでしょう。
しかし、恥ずかしいと思うなら、なおさらOB・OG訪問が必要です。
OB・OG訪問が恥ずかしいなら、本番の面接は、もっと緊張するはずです。
頭では「うまく話せる」と思うことでも、本番では思うようにいかないこともあるでしょう。
本番の面接が終わってから悔やんでも、遅いのです。
受験でさえ、年に1回のチャンスがありますが、1つの企業の面接は、基本的に一生に1回だけです。
防げる失敗は、防いでおくことです。
OB・OG訪問は「面接の練習」という意味もあります。
恥ずかしいから、避けるのではありません。
恥ずかしいからこそ、積極的にOB・OG訪問を受けていきましょう。
敬語もビジネスマナーも恥ずかしさも、経験を積めば、慣れによって、ある程度克服できるものです。
社会人と接する機会を増やすことで、次第にどう接していけばいいのか、わかってきます。
実際、OB・OG訪問を喜ぶ先輩は、たくさんいます。
やはり人から頼りにされるのは「自分を認められている」と感じるため、嬉しく思うものです。
先輩が、あなたの就職活動を応援してくれれば、勇気や自信が得られるでしょう。
あなたの回りに、OB・OG訪問をしている人は、どのくらいいるでしょうか。
おそらく少ないのではないでしょうか。
そもそも「OB・OG訪問」という言葉すら、聞き慣れないかもしれません。
OB・OG訪問は、大手企業で一般的ですが、それ以外の企業では、あまり行われていないのが現実です。
「たかが就職のために、手間がかかりすぎる」
「小さな企業への就職のために、わざわざOB・OG訪問をするのは大げさ」
「OB・OG訪問をしている人なんて、知り合いに1人もいない」
「周りの人がしていないから、自分もする必要はない」
だから、狙い目なのです。
OB・OG訪問をする人が少ないからこそ、実際にする人は目立ちます。
就職活動は、情報戦でもあります。
OB・OG訪問をすれば、企業や社会について、貴重な情報を手に入れられるでしょう。
OB・OG訪問では、企業説明会ですら手に入らない情報が、手に入ります。
少しでも面接の練習になれば、本番の面接でも、スムーズに進められるでしょう。
そのわずかな情報や慣れが、就職活動の差につながり、有利な立場に立てるのです。
小さな差でも、無駄にしないことです。
その小さな差で、採用・不採用が決まり、収入や将来までもが決まるのです。
OB・OG訪問をするのは大げさと思うかもしれませんが、だからこそ狙い目です。
周りにOB・OG訪問をする人がいなければ、あなたが最初の1人目になりましょう。
まず、就職したい企業に先輩がいないか、確認することから始まります。
一般的には、大学の就職課に行けば、スムーズに確認できるでしょう。
母校から出身者がいなければ、ほかの大学の友人を通して、OB・OGを紹介してもらいましょう。
さらに幅を広げて、中学時代や高校時代のつながりで探してもかまいません。
つてがなければ、企業のウェブサイトから社員に会う機会をお願いするのも、いい方法です。
OB・OGと連絡を取り、都合の良い日時と場所を決めます。
相手の都合を考えれば、連絡は、電話よりメールのほうが喜ばれるでしょう。
忙しい中を会ってくださりますから、日時と場所は、できるだけ先輩の都合に合わせるのがマナーです。
事前の準備もなく会うのは、厳禁です。
事前に企業研究を行い、情報を整理しておきましょう。
OB・OG訪問で質問したい内容も、準備が必要です。
ウェブサイトを確認しながら、質問したいことをノートにまとめます。
書き方は、箇条書きで十分です。
質問リストは、メモができる余白を設けておくと、便利です。
スーツの着用が基本です。
面接ではありませんが、面接のつもりで、身だしなみ・言葉遣い・態度などに失礼がないよう、引き締めていきましょう。
名刺を用意しておくと、自己紹介がスムーズです。
名刺は、名刺入れに入れるのがマナーです。
もし名刺がなければ、学生証の準備をしておきましょう。
会ったときは、最初に自分から名乗ります。
丁寧に挨拶して、時間を割いて会っていただけた感謝を、しっかり伝えます。
話を聞くときは、ノートにメモを取りましょう。
積極的に話を聞く態度を見せると、より有益な情報を引き出しやすくなります。
訪問時間は、状況にもよりますが、1時間から2時間くらいが目安です。
飲食の支払いは、できるだけ自分が支払います。
もし、先輩に支払ってもらった場合は、きちんとお礼を言いましょう。
OB・OG訪問後に必ずしてほしいのは、お礼です。
後日、いただいた名刺の連絡先に、メール・電話・手紙などでお礼を伝えましょう。
就職活動の結果、無事に採用が決まれば、その結果をきちんと先輩に報告すると、さらに喜ばれます。
企業に面接するなら、OB・OG訪問をおすすめします。
特に人気企業や大企業に面接するなら、必須と言っていいでしょう。
その企業の理解を深めるためにも、事前にOB・OGと会って、情報収集が必要です。
ところが、OB・OG訪問をしたくても、肝心のOB・OGが企業にいない場合があります。
小さな大学や新設の大学の場合では、比較的よくあります。
「OBもOGもいないから何もできない」と諦めるのではなく、別の方法を考えてみましょう。
OB・OGがいなくても、OB・OG訪問を実現する方法がいくつかあります。
最初に検討してほしい方法です。
自分の大学にOB・OGがいなければ、ほかの大学の友人を通して、OB・OGを紹介してもらいましょう。
就職活動では、人づてを駆使することも必要です。
大学からの出身者がいなければ、さらに過去へさかのぼり、中学時代や高校時代のつながりで探してみてください。
疎遠になった時期などもあるかもしれませんが、積極的につてを探す姿勢は大切です。
志望企業でなくても、業界が同じなら、働き方や習慣などは似ていると考えていいでしょう。
志望企業の同業他社のOB・OGに連絡を取って、話を聞いてみましょう。
参考になる話がたくさん聞けるはずです。
志望企業の人事に連絡をして、社員に会う機会をつくれないか、連絡を取ってみましょう。
メールでも電話でもかまいません。
もちろん必ず機会が与えられるわけではありませんが、可能性はあります。
就職活動では、わずかな可能性も諦めず、積極的に行動することが大切です。
たとえ、社員訪問が許可されなくても、人事に積極性をアピールできるでしょう。
履歴書を送ったとき「この人は事前に連絡をしてきた人だ」とわかれば、熱意や積極性を評価してくれるはずです。
多くの人が見落としがちな、OB・OG訪問先があります。
親です。
親は、身近すぎる存在のため、すっかり見落としていることがあります。
親は長年、社会で実務経験を積み重ねたベテランです。
社会人として、頼れる先輩と考えていいでしょう。
立派なOB・OGなのです。
もちろん志望する職種や時代が違うため、参考にならない部分もあるかもしれません。
しかし、職種や時代は違っていても、社会人として働く姿勢は同じです。
仕事への意識・考え方・仕事術。
責任・クレーム対応・チームワーク。
品質・コスト・納期。
そうした点は、やはり職種や時代が違っても共通しています。
また、社員と会うOB・OG訪問とは違い、親への聞き込みは、就職活動の選考に影響しません。
OB・OG訪問の後、人事に評価がこっそり報告される心配もありません。
学生と社会人とのギャップや、社会人になって驚いたこと。
親が所属する業界や業種なら、詳しい話も聞けるはずです。
さらに、普通のOB・OG訪問では聞けない刺激的な内容もあるはずです。
実際にあった社内のトラブル、裏事情、本音と建前などです。
社外秘に関する情報を除き、気軽に詳しい情報を聞くことができるでしょう。
そうした意味では、本当に価値ある社会情報を聞ける可能性があるのです。
社会人の先輩として、ぜひ話を伺ってみましょう。
女性がOB・OG訪問をする場合、連絡しやすい先輩から訪問するのが一般的でしょう。
もちろん基本はそれでいいのですが、少し意識したいこともあります。
訪問相手を選べる状況があるなら、できるだけ女性の先輩を優先させるほうが安心です。
女性同士のほうが、女性特有の悩みを相談しやすいメリットもありますが、それだけではありません。
OB・OG訪問の1人目は、女性の先輩であるほうが、いざというとき、頼りになりやすいからです。
1人目が男性の場合、ちょっとしたトラブルに発展する可能性もゼロではありません。
先輩は社会人であり、特に問題はないはずですが、万が一ということもあります。
最初は親切だった先輩が、相談をしているうちに、一方的な恋心を抱く場合があります。
OB・OG訪問の後にも、電話やメールなどのしつこいアプローチがあり、面倒な問題に発展することもあるでしょう。
また考えたくないことですが、先輩の中には、やましい考えで近づく男性もいるかもしれません。
こうしたトラブルのとき、1人目に訪問した女性の先輩に相談すれば、問題を解決しやすくなります。
もし男性と同じ企業なら、うまく仲介に入って、助けてもらいやすくなるでしょう。
少しでもトラブルを避けたければ、OB・OG訪問の1人目は、女性のほうが安心です。
OB・OG訪問を申し込むと、突然、志望動機を聞かれることがあります。
なぜ、志望動機を聞こうとするのでしょうか。
それは、あなたの熱意を確認するためです。
OB・OGの立場になってみてください。
大企業なら、1人のOB・OGには、毎年多くの学生から「会って話を聞きたい」という申し込みが来ます。
当然OB・OGとしては、企業の業務がありますから、全員に対応できません。
一方で先輩も、学生時代、OB・OG訪問をしてお世話になった経験があり、学生の役に立ちたい思いもあります。
そこでOB・OGは、まず志望動機を尋ね、熱意が特に強い学生を厳選して会おうとするのです。
大切な選考の一部です。
ですから、前もって志望動機は、しっかりした内容に整えておきましょう。
志望動機を聞かれたら、熱く答えてください。
その内容によって、会ってもらえるかどうかが、判断されます。
また、一度断られたとしても、簡単に引き下がらないことです。
「30分でもいいからお会いしたい」と、もう一度お願いするくらいの粘り強さは見せたいところです。
粘り強さを見せることで、熱意が伝わり、OB・OGの心を動かせます。
人脈を通してOB・OGと連絡を取れても、残念な返事が返ってくることがあります。
「忙しくて、会うのは難しい」
「最近、仕事が忙しくてね」
「ちょっと厳しいですね」
相手は社会人ですから、OB・OG訪問を申し込んでも、当然断られることがあります。
「そうか。仕方ない。諦めるか」と思いますが、ちょっと待ってください。
1回断られたくらいで、簡単に引き下がらないでほしいのです。
譲歩して、もう一度お願いしてみましょう。
「30分でもかまいませんから、会っていただけないでしょうか」
「お昼休みでもかまいませんから、会っていただけないでしょうか」
「会社の前までお伺いしますから、少しだけでもお話しできないでしょうか」
「本当に会いたい」という熱意を見せるのです。
1回断られたくらいで簡単に諦めないことです。
失礼にならない範囲で熱意を見せるのも、社会人として必要な姿勢。
あなたの熱意に押されて「それなら会いましょう」という流れになるかもしれません。
ただし、しつこすぎるのも良くありません。
譲歩してお願いするにしても、3回を上限としましょう。
「電話やメールが面倒。突然訪問してもいいのではないか」
いわゆる出待ちです。
事前の連絡もなく、突然OB・OG訪問するのも、1つの方法です。
実際に、事前連絡なしの出待ちをする学生も多いと聞きます。
しかし、好ましい方法とは言えないでしょう。
相手は社会人ですから、学生以上に忙しいはずです。
もちろん急に訪問して受け入れてもらえる場合もありますが、先輩を驚かせるのは確実です。
先輩を動揺させた状態では、きちんと話をする余裕がないかもしれません。
「常識がない」と思われる場合もあります。
「突然訪問するような非常識な人」という話が、企業の採用担当者に届くこともあり得ます。
せっかく出待ちが成功しても、悪い噂が人事に伝わるのでは、意味がないのです。
OB・OG訪問をするなら、事前に連絡をして、都合をうかがうのがマナーです。
お願いの際は、電話よりメールがふさわしいでしょう。
メールは、相手の都合で確認できるため、やり取りの負担を小さくできます。
もし、電話をかけるなら、仕事が終わるであろう時間帯にかけるのが好ましいでしょう。
忙しくなりやすい曜日や時間帯は、避けるのがマナーです。
できれば、週明けの月曜と週末の金曜は、避けたほうがいいでしょう。
時間帯も、忙しい午前中や昼休みなどは、避けるのがマナーです。
したがって、電話をするなら、火曜から木曜の夕方が好まれます。
そうした手間や配慮も、社会人になるための練習です。
OB・OG訪問は、突然の訪問は避け、事前に連絡をしましょう。
先輩は、すでに働いている社会人です。
いきなり出向いて、話をうかがおうとするのは、失礼です。
たとえ都合がついたとしても、準備ができていないため、うまく話ができない場合が多いでしょう。
突然の訪問は避け、きちんと事前の連絡をして、都合をうかがうのがマナーです。
さて、訪問の許可が得られれば、日時や場所の相談になります。
このとき、心がけたいことがあります。
日時や場所は、先輩と相談しながら決めますが、できるだけ先輩の都合を優先させるのがマナーです。
先輩は忙しい中、時間を割いて会ってくださいます。
少しでも先輩の負担を軽減させる工夫をしたほうが、喜ばれるでしょう。
会う場所は、できるだけ先輩の職場に近いところを選びます。
日時も、先輩の都合に合わせたほうがいいでしょう。
小さな配慮ですが、先輩はきちんと配慮に気づき、喜んでくれるはずです。
先輩に余裕が生まれる分、OB・OG訪問も有意義な時間になるでしょう。
一般的にOB・OG訪問は、カフェやレストランで行います。
先輩の都合に合わせたほうが好印象ですから、先輩の勤め先から近い店を優先するのがマナーです。
ただし、カフェやレストランとはいえ、雰囲気は店によって大きく異なります。
にぎやかでカジュアルな店もあれば、落ち着いたフォーマルな店もあるでしょう。
どちらがいいかというと、どちらも注意が必要なのです。
うるさすぎる店では、お互いの声が聞き取りにくくなります。
安っぽい雰囲気も出やすいため、先輩を不快にさせることもあるでしょう。
一方、落ち着いたフォーマルな店では、話しにくくなります。
しんと静まりかえった雰囲気では小声で話すことになり、お互いにとって話しにくくなるでしょう。
OB・OG訪問は、うるさすぎず静かすぎず、話しやすい雰囲気の場所を選ぶのがポイントです。
ここで失敗しないためにも、入るお店は事前に調べて予約しておくのが無難です。
あらかじめ雰囲気を知っている店があれば、無難にそこを選ぶのがいいでしょう。
初めて入る店なら、インターネットの口コミや評価で確認できます。
雰囲気がわかりにくければ、直接、店に電話をして雰囲気を尋ねるのも、いい方法です。
少しでも有意義な時間にするためには、店選びの事前準備が大切です。
場所によって雰囲気が決まり、雰囲気によってOB・OG訪問の成り行きが変わります。
雰囲気を味方にすれば、いっそう有意義なOB・OG訪問になるでしょう。
OB・OG訪問は、1対1でなければいけないルールはありません。
状況によっては「複数人でOB・OG訪問をしたい」と思うこともあるでしょう。
「複数人が1人の先輩から話を聞く」というスタイルです。
これは失礼なことでしょうか。
いいえ、基本的に失礼なことではありません。
むしろ、先輩にとっては、複数回のOB・OG訪問を1回に済ませられるメリットがあり、助かるでしょう。
応募者にとっても、OB・OG訪問の緊張を和らげるメリットがあります。
お互いにとって、都合が良いと考えていいでしょう。
ただし、告知せず、いきなり大勢で会うのはマナー違反です。
先輩にも都合があります。
事前に複数人で訪問することを伝え、許可を得ておきましょう。
また、OB・OG訪問は、喫茶店などで行われるのが一般的です。
場所や人数のことを考慮すれば、5人までが限度と考えたほうがいいでしょう。
人数が多くなる場合は、店を予約して席を確保しておくと、スムーズです。
企業のウェブサイトを確認すると、次のような注意書きを見かけることがあります。
「当社は、OB・OG訪問を受け付けておりません」
企業によっては、最初からOB・OG訪問を断っているところがあります。
理由は、さまざまです。
人事に、OB・OG訪問の手間や人員を確保する余裕がない。
もしくは、社内の情報が外部に漏れるのを防ぐなどの理由です。
この場合、企業を通してOB・OG訪問を申し込んでも、やはり断られると考えたほうがいいでしょう。
では、諦めるしかないのでしょうか。
いいえ、諦めるのはまだ早いです。
企業を通すのが無理なら、別のルートを探ってみましょう。
たとえば、知り合いを通して紹介してもらう方法です。
つてのつてでも、かまいません。
人脈を最大限に活用して、コンタクトを取りましょう。
「OB・OG訪問」がダメなら「プライベートで会う」ということにすればいいのです。
どんな企業でも、社員がプライベートで人と会うことに関しては、原則、禁じていないはずです。
OB・OG訪問を禁止している企業は、プライベートで会うことにすれば、形式上、問題ないでしょう。
もちろん必ずしも相手が受け入れてくれるとは限りませんが、試す価値はあります。
簡単に諦めるのではありません。
別の手段がないか、考えることが大切です。
OB・OG訪問の際、余裕があれば、手土産を持参しましょう。
必須ではありませんが、余裕があれば、心がけたいマナーです。
先輩は、わざわざ時間を割いて、会ってくれています。
感謝の気持ちとして、手土産の1つでも持参する配慮はあっていいのではないでしょうか。
言葉としてお礼を言うのは当然ですが、形として表現する配慮もあれば、なお喜ばれるでしょう。
お菓子などで十分です。
「今回、会っていただけたお礼です。どうぞ」
「ちょっとしたお土産です。よろしければ、どうぞ」
一言添えて手渡せば、あなたの好感度は、ぐっと上がるはずです。
先輩は「しっかりしているな」と驚き、喜ぶでしょう。
その気遣いに報いたいと思い、質問もスムーズに進むはずです。
費用がかかるのも事実ですが、OB・OG訪問がはかどるなら、高くはない値段です。
手渡すタイミングは、OB・OG訪問が終わった直後でもいいのですが、できれば始める直前がおすすめです。
始める直前に手渡したほうが、先輩の心証に良い影響を与え、有意義な話をしてもらいやすくなるからです。
ただし、注意点もあります。
相手が公務員の場合、手土産の持参は控えましょう。
公務員の場合は、収賄罪として問題視される場合があります。
感謝のつもりの手土産でも、問題に発展する可能性もあるため、念のため避けたほうが無難です。
同じ約束の時間でも、学生と社会人では、考え方が違います。
学生の場合「約束した時間までに到着すればいい」という考え方が多いのではないでしょうか。
もちろん約束の時間前に到着さえすれば、間に合っていますから、約束どおりです。
悪いことでも何でもありません。
しかし、社会人の場合は違います。
社会人は「約束した時間の10分前には、到着していなければならない」という考え方が一般的です。
ビジネスの世界とは、時間に厳しい世界です。
商談やプレゼンなど、遅刻はもってのほか。
「電車遅延で遅れました」という事情は、言い訳にならない世界です。
遅刻は、確実に第一印象が悪くなります。
厳しい時間感覚が習慣になっている社会人は、OB・OG訪問でも、早めに到着する可能性があります。
したがって、10分前の到着では少し遅いのです。
すでに先輩が待っていて、暇を持てあましている可能性があります。
約束の時間前ではありますが、学生は立場上、先輩を待たせることはあっては失礼です。
時間に厳しい社会人であることを踏まえ、さらに上をゆく対策を立てておくほうが安心です。
そこで考えたいのは、30分前の到着です。
「早すぎる」と思うかもしれませんが、相手は社会人なのですから、そのくらいの対応が適切です。
時間が余れば、お手洗いを済ませたり、身だしなみを整えたりする時間に使えばいいでしょう。
また、OB・OG訪問で尋ねる質問を見直して、時間をつぶすのもいい方法です。
同じ約束の時間でも、学生と社会人では考え方が違うことを踏まえ、失礼のない対応を心がけましょう。
OB・OG訪問は、時間を要するため、長時間滞在できる場所で行われます。
企業の会議室である場合もありますが、一般的には、喫茶店やレストランなどが中心になるでしょう。
お店に入れば、注文しないわけにはいきません。
何か注文しますが、このときに配慮したいことがあります。
やはり話が中心になるわけですから、できるだけ飲み物を選ぶといいでしょう。
食べるために会っているのではありませんから、話がしやすい飲み物を選ぶのがベターです。
ジュース・コーヒー・紅茶などです。
ただし、これも状況によります。
先輩が「食事をしよう」という話になれば、お互いの食事内容が異なるのは不自然ですから、合わせたほうがいいでしょう。
食事をする場合、基本的に自分の好きな料理を頼んでいいのですが、自由すぎるのは良くありません。
たとえば、相手が単品料理で、自分はコース料理を注文すると、テーブルに運ばれるタイミングがばらばらになります。
相手は、先輩に当たる立場です。
できるだけ、運ばれるタイミングが合うように、相手と近い料理を注文するといいでしょう。
不安があれば、同じ料理を注文すれば、テーブルに運ばれるタイミングが一緒になります。
相手が単品料理を注文するなら、自分も単品料理です。
話の雰囲気を壊さずに、会話がしやすくなります。
OB・OG訪問の際、言ってしまいがちな一言があります。
「いろいろ教えてください」です。
面接のこと、企業のこと、社会のことなど、教えてほしいことが山ほどあるため、つい言ってしまうのでしょう。
熱心な気持ちはわかりますが、注意したい言葉です。
「いろいろ教えてください」は、相手に失礼です。
「私に教えることを、あなたが考えなさい」と言っているのと同じだからです。
考えさせることを命令されれば、誰でも不快になり、印象が良くありません。
これを聞いた先輩は、むっとするでしょう。
事前に質問を考えるのは、応募者の仕事です。
箇条書きでいいので、質問をあらかじめ考えて、ノートにまとめておきましょう。
質問内容についても、できるだけ具体的にするほうが、相手も答えやすくなります。
「社会に出ていちばん苦労したことは何ですか」「先輩が面接を受けた際は、どのような雰囲気でしたか」などです。
先輩は、熱心に尋ねる姿を見せることで心を打たれ、詳しく教えてくれるでしょう。
質問内容が充実していれば、充実したOB・OG訪問になるはずです。
OB・OG訪問でよくありがちなのは、話の脱線です。
聞きたいことからどんどん話がそれてしまい、収拾が付かなくなることがあります。
福利厚生をしているうちに、社員旅行の話になる。
社員旅行の話から個人旅行の話へと広がる。
個人旅行の話から海外の話へと移り、食・人種・文化など、どんどん話がそれていく。
もちろんある程度ならいいのですが、あまりに話が脱線しすぎるのも考えものです。
OB・OG訪問では、1分1秒が貴重です。
時間が限られているため、あまり余計な話に時間を割くわけにはいきません。
OB・OG訪問が終わってから「聞きたいことの半分も聞けなかった」と後悔する状況もあります。
こうした事情を防ぐために必要なのは、質問リストの準備です。
何を聞きたいのか明確にして、箇条書きでまとめておくといいでしょう。
できれば尋ねる順番もはっきりさせておくと、安心です。
リストが目の前にあると、確認しなければいけない心理が働くため、効率よく質問を進めることができます。
もし話が脱線し始めれば「そろそろ次の質問に移ってもいいでしょうか」と切り出しましょう。
時間が重要であることは先輩も承知しているため、快く受け入れてくれるでしょう。
話の脱線も防ぐだけでなく、時間も有効活用できるようになります。
OB・OG訪問は、正式な面接ではありません。
非公式であり、ある程度、柔らかい雰囲気が許されます。
場所も、喫茶店やレストランなどが一般的で、話しやすい雰囲気になるでしょう。
本当の面接ではありませんから、本音をどんどん言っても大丈夫と考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、そう思うなら要注意です。
OBやOGは、社員であることに変わりありません。
いくら面接本番ではないとはいえ、先輩の前で企業の悪口を言えば、先輩も不機嫌になるでしょう。
悪口が、先輩を通して、人事や採用担当者に伝わることもあり得るのです。
企業側も、公にはしませんが、OB・OG訪問を選考の評価対象にする場合があると聞きます。
OB・OG訪問は、本番の面接ではありませんが、本番の面接のつもりで対応することが大切です。
先輩は「気軽に話しましょう」と言ってくれるかもしれませんが、なれなれしい態度は厳禁です。
言葉遣いに注意して、礼儀正しい態度を心がけます。
OB・OG訪問は、面接さながらのマナーと緊張感を大切にしましょう。
挨拶と自己紹介が終われば、さっそくノートを取り出し、質問を始めましょう。
「いきなり質問を始めると失礼ではないか」と思いますが、逆です。
むしろ、だらだらした時間を過ごすほうが失礼でしょう。
先輩は、雑談をするために会っているわけではありません。
忙しい中、時間を割いて会っていますから、だらだらした時間をつくらないのが賢明です。
質問するとき、大事なポイントがあります。
できるだけ熱心な様子を見せながら、質問しましょう。
やはり熱心な人を見ると、応援したくなるのが人間です。
知りたがろうとする姿を見せると、先輩は「頑張っているな」と思い、詳しく話をしたくなります。
話を聞くときは「うんうん」と、適度な相槌を打ちましょう。
「なるほど」「そうなんですね」「勉強になります」などの一言を加えると、なお熱心な様子が伝わります。
熱心であればあるほど、詳しい話を紹介してくれるでしょう。
自分が知っていることは、できるだけすべて教えたくなるはずです。
OB・OG訪問が有意義になるかどうかは、質問する姿勢しだいと言っても、大げさではありません。
熱心な様子を見せれば、採用担当者が語らない本音が聞けるかもしれません。
OB・OG訪問では、企業のウェブサイトに載っている情報を聞かないようにしましょう。
企業のウェブサイトに載っている情報を聞くと「企業のウェブサイトを見ていないな」とばれてしまいます。
「事前準備が不足している」と思われ、OB・OGをがっかりさせるでしょう。
「質問に答えてあげよう」と思う気持ちも半減して、有意義な情報が得られにくくなります。
OB・OGは、忙しい中を貴重な時間を割いて、会ってくれています。
無駄な時間をつくらないためにも、事前に企業のウェブサイトはしっかり確認しておきましょう。
調べてわかることは、わざわざ聞かないことが大切です。
質問するなら、自分だけの力では、なかなかわからないことです。
社内の雰囲気、入社して驚いたこと、先輩の就職活動の体験談などです。
OB・OGだからこそ聞けることが、OB・OG訪問をする意義の1つです。
事前に企業のウェブサイトを確認して、載っている情報は聞かないようにしましょう。
OB・OG訪問での質問は、基本的に自由です。
自分が気になることを、どんどん聞いていけばいいでしょう。
ただし、自由とはいえ幅が広く、質問がうまく思い浮かばない人もいるでしょう。
ここでは、OB・OG訪問で聞きたい質問例を紹介します。
参考にしながら、自分なりにアレンジを加えてください。
最初は、表面的な質問を始めるといいでしょう。
そのあと、だんだん企業の内部に関わる質問へと深めていきます。
この中で、1つ注意したい質問があります。
勤務体系です。
残業・休日出勤・有給休暇・離職率・給料などは、デリケートな質問です。
変に誤解されないためにも、最後に質問するのがいいでしょう。
質問が話が盛り上がった後半に聞くことで、答えやすくする意味もあります。
採用担当者が語らない本音や実情が、聞けるかもしれません。
聞きにくい雰囲気が漂う場合は「聞かない」という選択も、ありです。
本音を聞きたい気持ちとのバランスを取りながら、状況に応じて判断しましょう。
質問するときは、質問順にも注意しましょう。
いきなり、デリケートな質問から始めるのは、避けたほうが賢明です。
たとえば、残業・休日出勤・有給休暇・収入などです。
デリケートな質問から尋ねると、誤解を与えたり、雰囲気が悪くなったりする場合があります。
「劣悪な労働条件を強いる企業として疑っているのではないか」と思われる可能性もあるでしょう。
疑われる目で質問されるのは、先輩にとっても気分が良くありません。
デリケートな質問は、後回しです。
最初は、表面的な質問から始めるのが無難です。
たとえば、社内の雰囲気、1日の仕事の流れ、社会人になる前と後のギャップなどが好ましいでしょう。
就職の意欲が伝わりやすい質問から始めることで、だんだん場の雰囲気もよくなります。
しばらくして、場が温まったところで、デリケートな質問に移っていきましょう。
雰囲気が良くなれば、デリケートな質問も自然な流れで聞くことができるでしょう。
先輩にとっても、答えやすくなるはずです。
OB・OG訪問で聞きたい質問例があれば、逆に聞かないほうがいい質問例があります。
意欲がないと誤解されたり、企業を疑ったりする質問は避けたほうがいいでしょう。
ふざけたような質問も、避けるのがマナーです。
いくら本音や実情を知りたいとはいえ、ずけずけ聞きすぎるのは良くありません。
先輩は、貴重な時間を割いて会っているのですから、質問の質には注意が必要です。
以下に、聞かないほうがいい質問例を挙げます。
サービス残業や休日出勤などは、尋ねてもいいですが、注意が必要です。
質問の後半、聞きやすい雰囲気になれば、やんわり聞いてみるのもいいでしょう。
聞きにくい雰囲気が漂う場合は「聞かない」という選択も、ありです。
本音を聞きたい気持ちとのバランスを取りながら、状況に応じて判断しましょう。
履歴書を確認してもらうのは、親・先生・友人だけではありません。
OB・OG訪問でも、先輩にも履歴書を確認してもらいましょう。
企業に特化した履歴書の確認は、OB・OGが適任です。
希望する企業で働いていますから、不足や的外れの点があれば、指摘してくれるでしょう。
一般的には、質問の後に履歴書を見てもらうといいでしょう。
質問の後のほうが、応募者の人物像が見えているため、確認がしやすくなります。
小さな変更なら、その場で書き直します。
大幅な変更が必要になる場合は、後日、書き直した履歴書を郵送して見てもらうといいでしょう。
ただし、郵送する場合は、先輩から許可を得るのがマナーです。
「そこまでする必要はあるか」と思いますが、ためになる指摘をいただけるチャンスです。
希望する企業で働いている人からの情報は、有益ですから、最大限に生かしたいところです。
弱気にならず、強気でいきましょう。
OB・OGと連絡の際に確認するのは、会える日時や場所だけではありません。
どのくらい時間を確保できるかも、確認しておきましょう。
30分かもしれませんし、2時間かもしれません。
当然、できるだけ長く確保したいところですが、先輩の都合に合わせるのがマナーです。
確保できる時間は、質問する内容や数を決める際の参考になります。
30分しか時間が確保できないなら、最重要な質問に絞る必要があります。
2時間ほど時間が確保できるなら、質問の幅を広げるといいでしょう。
また、実際に会って話をするときは、時間内に終わるようにしましょう。
相手は社会人ですから、予定時間を越えると、迷惑になります。
質問が盛り上がると、時間を忘れがちですが、予定時間を越えるのも、やはり印象が良くありません。
先輩が「大丈夫ですよ」と許可してくれた場合はかまいませんが、一般的には時間内に終わるようにしましょう。
OB・OG訪問をすれば、ほかの社員を紹介してもらえないか、尋ねてみましょう。
一連の質問が終わり、履歴書の確認も終わって、最後の段階で尋ねるといいでしょう。
社員であるOB・OGは、当然、別の社員とのつながりもあるはずです。
この人脈を使わない手はありません。
もちろんノーと言われる可能性もありますが、尋ねるだけなら損はありません。
ほかの社員と知り合えるチャンスですから、思いきってお願いしてみましょう。
ただし、お願いの仕方には注意が必要です。
「ほかにOGやOGはいませんか」と、ぶっきらぼうな言い方では、先輩を不機嫌にさせることがあります。
「あなたの話は役立たなかったから、ほかの人の話が聞きたい」と、誤解されるかもしれないからです。
お願いするときは、ふさわしい理由を付けて、謙虚な言い方を心がけましょう。
「ありがとうございました。とても役立ちました。見識をさらに広めるため、世代や性別が異なる先輩ともお話ししたいです。できれば、ご紹介いただけないでしょうか」
正当な理由がわかれば、先輩も納得して、快くほかのOB・OGを紹介してくれるでしょう。
これを繰り返すことで、芋づる式にOB・OG訪問をこなせます。
ちなみにこの方法は、社内であなたの評判を上げることもできます。
社内で社員同士が、あなたの話をします。
「たくさんのOB・OG訪問をしたがる人物がいる」と社内で噂になれば、早期選考の可能性も上がるのです。
OB・OG訪問の後は、お礼を伝えましょう。
会って話を聞いて終わりというのは、就職活動をする人として好ましくありません。
面接が終わったときと同様、OB・OG訪問が終わった後も、お礼の連絡を入れましょう。
学生より社会人のほうが、はるかに忙しい。
わざわざ時間を割いて、貴重な話を聞かせてもらったことに感謝するのです。
長々としたお礼である必要はなく、一言でかまいません。
メール・電話・手紙など、どれでもかまいません。
忙しい社会人の都合を考えれば、メールは好まれる傾向があります。
礼儀正しい姿勢が伝われば、先輩としても、より協力的になってくれるでしょう。
一度きりの関係で終わるのか、その後も関係が続くのか。
それを決めるのは、このお礼のメールと言っても言いすぎではありません。
社会人として、きちんとお礼ができる人になりましょう。
お礼のメールは、OB・OG訪問が終わった直後だけとは限りません。
余裕があれば、近状報告を心がけるといいでしょう。
近状報告は、定期的でも不定期でも自由です。
季節の折りでもいいですし、半年に一度や年に一度でも自由です。
就職活動の近状報告も、嬉しい報告の1つです。
先輩としては、OB・OG訪問をした学生のその後が気になるもの。
嬉しい内容であれ、悲しい内容であれ「近状を報告したい」という気持ちが大切です。
関わった学生が、わざわざ近状報告をしてくれれば、先輩としてもやはり嬉しく感じるでしょう。
OB・OG訪問をした先輩全員への報告が大変なら、特にお世話になった先輩に絞って報告してもいいでしょう。
実際のところ、OB・OG訪問でここまでする学生はほとんどいません。
ほとんどいないからこそ、他の応募者と差をつけるチャンスでもあります。
近状報告をきっかけに、先輩ともう一度コミュニケーションができるチャンスができます。
場合によっては、先輩からさらなる協力が得られるかもしれません。
近状報告を通して「この学生は特に熱心」という報告が、人事に伝わる可能性があるでしょう。
OB・OG訪問を最大限に生かすために、心がけておきたい気遣いです。