人間の味覚は、不思議です。
気分しだいで、感じるおいしさが変化する特徴があります。
たとえば、嬉しい出来事があった直後に食べる食事は、いつもよりおいしく感じます。
試験で高得点を取った後や、仕事で新しい契約を取れた後などです。
嬉しいことがあって機嫌がよくなると、食事までいつもよりおいしく感じます。
上機嫌は調味料になります。
食事は、できるだけ機嫌のいい状態で食べましょう。
特に嬉しいことがなくても、意図的に嬉しいことを思い出して機嫌をよくしたほうが、自分のためです。
今日起こった出来事で嬉しいことがあれば、少し大げさに喜んでみましょう。
機嫌がよくなるきっかけは、何でもかまいません。
ささいなことを大げさに喜ぶ演技力です。
たとえば、この話を聞いて、一つ知恵が増えましたね。
「なるほど。いい話を聞いたぞ」と思ったら、少し大げさに喜んで、機嫌をよくしてください。
機嫌のいい状態で食事をすれば、いつもよりおいしく感じるでしょう。
「おいしい食事だな」と思って上機嫌になれば、さらにおいしく感じるはずです。