幸せになるために、深い理由はいりません。
「幸せになるためにどうすればいいのか」と深く考えていれば、必ずこの究極にたどり着きます。
理由を深く考えていると、かえって現実がややこしくなります。
複雑ではなく、単純に考えるのが、幸せの近道です。
たとえば、目の前に飲み物があるとします。
その飲み物を飲みながら「ああ、おいしい。今、幸せ」と思ってみましょう。
飲み物を飲んで、おいしさを味わえる現実に、ただ感謝するのです。
親しい友人と話をしているとします。
会話をしながら「ああ、楽しい。今、幸せ」と思ってみましょう。
人と意思疎通ができる現実に、ただ感謝するのです。
上を見上げると、大空があるとします。
天候にかかわらず「ああ、素晴らしい自然の営みだ。今、幸せ」と思ってみましょう。
偉大なる自然に抱かれて生きている現実に、ただ感謝するのです。
深い理由はいりません。
深い理由は考えないほうがいい。
単純に考えるのが、幸せの近道だからです。
平凡な日常を、ありがたく素直に受け入れる姿勢が大切です。
食事があるなら、味わう。
人がいるなら、楽しく会話する。
いい天気なら、青空を眺める。
これでいいのです。
これで十分です。
素直に「ああ、今、幸せだ」と思うことが、幸せです。