同棲にはデメリットもあります。
同棲のメリットは、裏返せば、デメリットでもあります。
同棲を始めるなら、メリットだけでなく、きちんとデメリットも把握しておくことが大切です。
同棲を始めると、普段はわからなかった相手の様子がわかるようになります。
これはメリットでもあり、デメリットでもあります。
理解できることならいいですが、自分には理解できない価値観や生活習慣がある場合、衝突が起こりやすくなります。
2人の態度次第では、仲がよくなるどころか悪くなる場合があります。
同棲を始めたら「1人の時間」「自由な時間」が減ることを覚悟する必要があります。
個室のある物件やルールを作るなどすれば、ある程度プライベートを保つことは可能ですが、限界もあります。
円滑におけるルールは、生活を快適にする役目がある一方、制限や束縛にもなります。
一人暮らしのような自由気ままな生活が送るのは厳しくなります。
パートナーが協力的でない場合、役割分担が偏り、自分がパートナーの分まで家事をしなければいけない状況が発生します。
同棲の結果、一人暮らしのときより家事が増えたケースも珍しくありません。
また経済的な負担にも、注意が必要です。
事情があって折半が難しく、パートナーの分まで支払う必要があるなら、自分の経済的負担が増えることになります。
不運が重なれば、一人暮らしのときより経済的負担が大きくなる可能性もゼロではありません。
同棲を始めても、自宅に友人を呼ぶことはできますが、気軽に呼ぶのは難しくなるでしょう。
同棲は、自分だけの生活環境ではなく、2人の生活環境です。
たとえ自分の個室に招くだけであっても、最低限のマナーとして、パートナーへの気遣いが必要です。
同棲中に友人を呼ぶなら、パートナーへの事前の連絡・相談をする手間が増えます。
時にはパートナーと喧嘩をすることもあるでしょう。
どんなに仲のいいカップルでも、一緒に暮らし始めると、お互いの意見がぶつかって一度や二度の喧嘩はあります。
同棲は、2人で暮らさなければいけない環境です。
パートナーとの関係が良好なときはいいですが、事情があって悪化した場合、逃げ場がなくなります。
自分の個室があれば、ある程度の逃げ場になりますが、それでも完全な逃げ場になるわけではありません。
トラブルが深刻化すると、自宅が帰りたくない場所に変わる可能性があります。
数年にわたる長期の同棲を続けた場合、世間体が悪くなる傾向があります。
籍を入れないで長年同棲を続けているカップルは、周囲から疑問視されやすい傾向があります。
同棲は、まだ正式な婚姻関係ではありません。
万一のトラブルが発生したとき、夫婦でないため、不利になる可能性があります。
家族割のサービスも受けられません。
夫婦関係でないゆえに、手続きに時間がかかったり、できなかったりする場合があります。
パートナーが入院したとき、親族でないため、入室を拒否されることもあります。
まだ夫婦ではないため、法律面で不安があることを認識しておく必要があるでしょう。