「幹事で成功することは出世の近道」
社会人として仕事をしていると、ときどきこの言葉を耳にします。
あまり表だって言いませんが、同僚の間でこっそり話に持ち上がるのです。
なぜ、幹事が出世の近道になるのでしょうか。
職場で与えられた仕事の結果だけを見るのでは、人の正しい評価ができません。
仕事は、できて当然と思われる部分があります。
もちろん期待を越える結果を残すこともありますが、なかなか難しいものです。
上司をあっと驚かしにくいのです。
しかし、幹事をすると、上司をあっと驚かせやすい。
上司は、普段とは違う部下の仕事を見て、意外な一面を発見します。
積極的にみんなの希望を聞いて、入念に店を選び、丁寧に予約をしている姿。
日程を調整したり、メンバーの出欠を確認したりする姿。
みんなが盛り上がるように、手際よく動く姿。
2次会まで案内する姿。
幹事として成功できれば、必ず上司をあっと驚かせることができます。
幹事をすると、一味違った仕事の結果を見せることができるからです。
幹事として働く部下を見て「いい仕事をするではないか。やればできるではないか」と印象がよくなります。
幹事が全体をまとめている姿は、リーダーとして仕事をしているように見えます。
「彼は多くの人を率いる人望がありそうだ」
上司の目は、輝き始めるでしょう。
ほかの人より高く評価しやすいのです。
その結果、出世に影響しやすいのです。
幹事で成功することは出世の近道です。
幹事としての仕事は「出世試験」です。
幹事としての仕事を全うし、上司の度肝を抜いてやりましょう。