基本的に幹事は、まとめ役です。
日程を決め、店を決め、乾杯の音頭を取ったり、司会として進行をしたりなど、全体をまとめる役をします。
しかし、まとめ役だけとは限りません。
まとめなければいけない都合上、盛り上げ役にならなければいけないときもあるのです。
たとえば、カラオケです。
宴会のイベントとして、カラオケで歌って楽しむこともあります。
「歌いたい人はいますか」
積極的に手を挙げる人がいれば話は早いのですが、意外にも静まり返ることがあります。
カラオケは好きでも、1番手を嫌がる人が多いのです。
しんと静まり返った中では、歌いにくいからです。
1番手は恥ずかしさがあり、歌いづらいと感じるものです。
1番手で歌いたい人がいなければ、カラオケになりませんね。
そういうときこそ、幹事の仕事です。
もし、1番手で歌いたい人がいなければ、仕方なく幹事が一番手として歌い始めましょう。
候補者がいなければ、文句を言う人もいないはずです。
歌は何でもいいので、とにかく何か歌い始めましょう。
最初の1人がいれば、場は温まります。
カラオケに限ったことではありません。
宴会のイベントとして、隠し芸や一発芸を披露したりすることもあります。
誰もが1番手を嫌がるなら、幹事が1番手を買って出るほうがスムーズに事が進みます。
2番手も3番手も続きやすくなり、宴会らしく盛り上がっていくのです。