「さあ、今日は楽しんだなあ。そろそろ帰ろうか」
宴会は大盛り上がり。
みんな満足して、一斉に帰ろうと店を出ようとする瞬間、幹事は最後に一番大切な仕事が残っています。
やっと宴会が終わろうとする直前こそ、人間は、気を抜いてしまいやすい。
まとめ役だからとはいえ、幹事は最初に店を出るのではありません。
幹事は必ず、最後に、部屋から出るようにしましょう。
なぜかというと、忘れ物がないことを確かめるためです。
うっかり忘れ物を残してしまうと、大きなトラブルに発展する可能性があります。
忘れ物なんて本人の自己責任だと思いますが、そう思うのは幹事らしくありません。
会社で宴会をするなら、たった1人の忘れ物が、会社全体に影響を及ぼすことがあります。
「個人情報が流出」や「機密情報の流出」などのニュースが、世間を賑わしています。
事故発生にはさまざまな状況がありますが、やはり宴会での忘れ物による流出もあるのです。
帰り際、忘れ物がないか、椅子やテーブル周りを入念に確認です。
テーブルも、上だけでなく、下まで確認しましょう。
そのくらい念入りに確かめている姿は、上司から見ても、頼りがいがあるように感じます。
最も油断しがちな帰り際こそ、最も慎重になる瞬間です。
最後の最後まで、油断は禁物なのです。