日本料理では、一般的にご飯や吸い物のほか、香の物も一緒に出てきます。
野菜を、みそや塩などに漬けた食べ物です。
野菜の奥深くまで、味と香りがしっかり染み込んでいるのが特徴です。
小さくても、香りも味も強い香の物。
箸でつまむにはちょうどいいサイズのためか、真っ先に手をつけようとする人も多いのではないでしょうか。
しかし、これはタブーです。
真っ先に香の物をぽりぽりと食べている姿は「ここの料理はおいしいものがないので」と不満を抱いているサインとされています。
香の物は、その名のとおり、最も香りが強いものです。
最初に香りが強い物を口の中に入れると、後に続く料理の味が感じられにくくなります。
食事の途中に食べるのはいいですが、せめて真っ先に食べ始めるのは控えるようにしましょう。