おなかを膨らませるためだけに日本料理店に行くと、確実に失敗します。
本格的日本料理店で、夕食として会席料理を楽しもうと思うと、1万円前後は必要です。
単なる夕食にしては、高すぎる値段です。
値段が高い。
堅苦しい。
マナーが必要。
しかも、食事の量が少ない。
いいところがないように思えますが、どうでしょうか。
特にあらたまった席だからこそ、あらたまった話ができるというものです。
誰かに大きなお願いをするとき、断られやすい内容があります。
しかし、本格的な日本料理店では違います。
相手に食事をおごりながらお願いをすれば、断られやすい内容でも、受け入れてもらいやすいでしょう。
日本料理のいいところというのは、あらたまった雰囲気があるということです。
落ち着いていて、静かで、厳粛な空間です。
そのあらたまった雰囲気でお願いをすれば、熱意や真剣さが伝わりやすく、受け入れてもらいやすいのです。
こう考えてみてはどうでしょうか。
「日本料理店で支払う高額の料金は、話をまとめやすくするための料金」
食事にしては高い値段でも、契約や交渉をまとめるための必要経費と思えばいい。
いわゆる、接待交際費です。
これが、食事以外で求めることです。
たとえば、日本では現在でも、取引先との付き合いでは本格的日本料理店で行われることがよくあります。
また、政治家同士の話し合いが日本料理店で行われる理由も同じです。
日本料理店の最大の活用法は、これなのです。