執筆者:水口貴博

和食の30の食事マナー

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懐紙を使う、主な3つの場面。

懐紙を使う、主な3つの場面。 | 和食の30の食事マナー

懐紙は、食事中、さまざまな場面で使います。

初めは面倒だと思いますが、慣れてくれば、大変便利な物です。

「どういうときに懐紙を使うべきなのか」

食事中に懐紙を使う主な場面が、3つあります。

日本料理のマナーの前提として押さえておきましょう。

(場面1)
汚れを拭くとき

食事をしていれば口元が汚れやすくなります。

この場合、懐紙を使って口元を押さえることで、目立たず上品に汚れを拭き取れます。

そのほか、食事中、うっかり汚してしまう場合もあります。

吸い物をこぼしたり、箸から汁がしたたり落ちたり、器などを汚したりなどです。

そうした汚れを拭き取る際も、懐紙が大活躍します。

(場面2)
手の汚れを防ぐとき

料理を箸でつかみ口元へ運ぶ途中、こぼれることがあります。

普段の食事なら、手を受け皿の代わりに使ってしまいがちですが、あらたまった和食では懐紙を使います。

懐紙を受け皿の代わりとして使えば、万が一こぼれ落ちたとしても、手の汚れを防げます。

また、焼き魚を食べる際、魚を固定するために手を使おうとする場合がありますが、直接手で触れると指先が汚れます。

懐紙を使えば、手の汚れを防ぐことができるのです。

(場面3)
食べ残しを隠すとき

魚を食べると、魚の骨が残ります。

エビの天ぷらなら頭やしっぽなどが残ります。

そうした残しものは、器の隅に寄せて懐紙で覆い隠すのがマナーです。

そのほか、使い終わったつまようじも、懐紙で隠すとエレガントになります。

このように懐紙は、さまざまな場面で活躍します。

必須道具の1つです。

和食の食事マナー(7)
  • 懐紙を使う、主な3つの場面を押さえておく。
せっかく汚れを隠すために懐紙を使っても、その場に残していくのは意味がない。

和食の30の食事マナー

  1. 日本人の手先の器用さは、箸の文化が作った。
  2. 和食マナーの最大のポイントは、箸の使い方。
  3. 箸先は、その人の育ちや教養が垣間見える部分。
  4. 箸使いの美しさは、箸を取るときから始まっている。
  5. 前かがみになり、自分から食器に口を近づけて食べるのはマナー違反。
  6. 和食では、原則としてハンカチは使わず、懐紙を使う。
  7. 懐紙を使う、主な3つの場面。
  8. せっかく汚れを隠すために懐紙を使っても、その場に残していくのは意味がない。
  9. 懐紙は、普段はメモ用紙として持参すれば、邪魔にはならない。
  10. 割り箸は、左右に割るのではなく、上下に割るのが正しいマナー。
  11. 「食べ方は個人の自由」自由と思えるこの言葉には、思わぬ危険が含まれている。
  12. 季節によって会席料理のメニューが変わる大切な意味とは。
  13. 蓋付きの吸い物は、できるだけ早めに手をつける。
  14. 吸い物の蓋が開けにくいときの上手な対処法。
  15. 吸い物の貝が問題だ。
    さて、どう食べる?
  16. 吸い物の蓋を開けたときの水滴。
    あなたはどうしていますか。
  17. ご飯を口に含めたまま香の物を食べるのはいいが、吸い物をいただくのはよくない。
  18. 器を移動させるときの2つの注意点。
  19. 取った蓋は、盆の外に置くのがポイント。
  20. 箸を持ったまま、片手で器を持ち上げない。
  21. 手に持ってよい器。
    手に持ってはいけない器。
  22. 魚の骨の間から、身をつままない。
  23. 刺し身を食べるとき、醤油にわさびを混ぜるのは、控えたい食べ方。
  24. ご飯をおかわりするときのマナー。
  25. 食事中、箸を休めるときのルール。
  26. 使い終わった箸のマナー。
  27. つまようじは、使い方に注意が必要。
  28. 食べ終わった器を重ねない。
  29. おしぼりは、手を拭くためのもの。
    それ以外の用途で使わない。
  30. 食べ残しは、料理人への改善のメッセージになる。

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