日本料理では、基本的にハンカチを使いません。
そもそもハンカチは西洋のものです。
もちろんハンカチを持参してもいいですが、会席料理の場合、基本的に使いません。
ナプキンも置かれていません。
では、食事中の汚れはどう拭けばいいのでしょうか。
和食の場では「懐紙」を使うのがマナーです。
懐紙とは、指先の汚れをぬぐうために使う和紙のことです。
なかなか見慣れない物ではないでしょうか。
だからこそ、懐紙がきちんと準備できていると、同席者からは「この人はきちんとマナーをわきまえているな」と一目置かれます。
本格的な和食に向かう際は、ぜひ手持ちのカバンやバッグの中に入れておきましょう。
日本料理店に入って席に着いたら、いつでもすぐ使えるようにカバンから取り出して、膝の脇に置きます。
もし、椅子に座るテーブル席なら、膝の上に置くようにします。
本格的な日本料理店に向かう際は、ぜひ「懐紙」を持参していこう。