和食には、手で持ち上げてはいけない器があります。
そうした器から口へ食事を運ぼうとする際、こぼれ落ちないように、つい前かがみになってしまいそうになります。
しかし、この食べ方はマナー違反です。
これは「犬食い」と呼ばれます。
犬のような食べ方をしているように見えるため、よくない食べ方とされています。
自然と腰が曲がってしまいますね。
自分としては食事がこぼれないように前かがみになっているつもりですが、そばで見ていると、見苦しく感じるのです。
同じ箸を使う中華の場合は許容されるのですが、和食の場合ではタブーの1つです。
持ち上げてもよい小皿の場合は、口元まで運び、前かがみにならないようにします。
持ち上げてはいけない器の場合は、受け皿として懐紙を使いながら食べるようにしましょう。