蓋を開けた後、よくやってしまうのは、水滴を取る動作です。
蓋を振って水滴を取る動作をした経験は、一度はあるのではないでしょうか。
しかし、無理に蓋を振って水滴を取るしぐさは、少し慌ただしく見えます。
落ち着いた和食の場ではふさわしくありません。
誤って、水滴がほかの料理に飛び散ってしまうこともあるでしょう。
蓋についた水滴は、無理に取り除こうとせず、そのままにしておきましょう。
開けた蓋は、盆の右側の外に置くのがルールです。
盆の中に蓋があると、食事の邪魔になりため、盆の外に蓋を置きます。
吸い物は、盆の右側に配置されているはずです。
蓋を裏返して、盆の右の外側に置いておけば、食事の邪魔になりません。
もし、何かのタイミングで水滴が落ちてしまったときは、持参している懐紙を使って拭き取りましょう。
拭き取り方も、左右に滑らせてごしごし拭き取るのではありません。
上から優しく押さえるように拭き取ると、見た目も上品になります。