使い終わった箸にも、マナーがあります。
まず「普通の箸」と「割り箸」の場合で少し異なります。
使い終わった割り箸は、箸袋の中に戻します。
箸袋に戻したら、使い終わったことがわかるように、袋の先を折り曲げておくようにしましょう。
懐紙を使って、箸先の汚れをきれいに拭き取ってから元に戻します。
うっかり口を使って汚れを落とすことがないように注意しましょう。
さて、ここで1つ疑問が湧きます。
なぜ、箸先を隠すのでしょうか。
「箸先を隠すこと」に意味があるのです。
割り箸の先には食べ物の汚れが付いているため、見苦しい状態です。
この汚れを隠すため、食べ終われば箸袋の中に戻し、汚れを目立たせないようにする意味があります。
美しく食事を終える、という知恵なのです。