私の母は「学生の仕事は勉強だ」と、昔からよく言っていました。
はがきを出すときや自分の個人情報を書くときに、よく「職業」と書かれている欄があります。
私が子どものころは、もちろん何も仕事をしていませんから、この項目はいつもなんて書けばいいのかを悩んでいました。
そこで母に「仕事の欄はどう書けばいいか」と聞くと「勉強と書きなさい」と言っていました。
学生時代の仕事は、勉強をすることです。
学生時代に、無理をして仕事をする必要はありません。
仕事は社会に出れば、朝から晩まで嫌というほどさせてくれます。
勉強は、学生時代にしかできない、学生の特権なのです。
子どもには、学生時代は好きなだけ勉強をさせてあげましょう。
学校だけの勉強に限らず、本人がやりたいと言っている習い事でもかまいません。
どんどん頭の中に知識を詰め込むことは、将来につながります。
朝から晩まで勉強することは、子ども時代にだけは許されています。
いったん社会に出れば、びっくりするくらい勉強する時間がありません。
勉強したくても、勉強する時間がもうないのです。