執筆者:水口貴博

自立できる子どもに育てる30の教育法

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家族旅行で、親の自立した姿を見せることができる。

家族旅行で、親の自立した姿を見せることができる。 | 自立できる子どもに育てる30の教育法

今は、核家族化が進み、おじいちゃんおばあちゃんも含めた家族一同での「家族旅行」が少なくなっています。

そのうえ、ストレスに満ちた社会になってきてしまい、家族一同が顔を合わせる機会は、なかなか持ちにくくなっています。

しかし、いくら家族が忙しいからとはいえ、私は家族旅行には大賛成です。

家族旅行では、日常ではお目にかかれない親の意外な一面を見ることができ、子どもにはとてもよい勉強になります。

私の家庭では、よく家族旅行を子どものころからしていました。

計画を立てて旅行するときもあれば、泊まる宿は現地で探すというぶっつけ本番のような旅行もあったりしました。

新しい土地というのは、いくらガイドを読んでも、実際に行くと思ったより大きな刺激です。

どう行けばいいのかわからないときには、どうするのでしょうか。

どのような所なのか知りたいときには、どうするのでしょうか。

そんなとき、私はいつも親の行動を思い出します。

子どもである私は、人一倍新しい土地には弱気になっています。

そんなときの対処法は、戦場です。

必要な物は、自分で手に入れ、知恵を絞って、できないことをできるようにします。

そんなことは、誰にも教えてもらいませんでした。

ただ、親の姿を見て「なるほど、こうすればいいのか」と知恵を学んでいきます。

すでに自立できている親の姿こそ、最高の手本です。

子どもに自立してもらいたいと思うとき、まず親が自立できていないといけません。

自立できていない親からは、自立した子どもは難しいです。

家族旅行は、親の自立した姿を表現できる絶好の機会なのです。

自立できる子どもに育てる教育法(27)
  • 年に1回は、家族旅行をする。
「自問自答」できる人が、自立する。

自立できる子どもに育てる30の教育法

  1. 子どもは、自分から自立していく。
  2. 勉強は、学校で学ぶ。
    感情は、家庭で学ぶ。
  3. 甘えさせてもいい。
    ただし、甘やかしてはならない。
  4. 「難しい」と答えると、子どもは自立できない。
    「簡単」と答えると、子どもは自立する。
  5. 子どもは、親の真似をする。
    自立した親からは、自立さえも真似をする。
  6. 「痛み」を経験することで、免疫ができる。
  7. 親が笑うと、子どもは安心する。
  8. 子どもの経験を、親が横取りをしない。
    自分のことは、自分でさせるだけでいい。
  9. 子どもに押し付ける親は、失敗する。
    子どもに任せる親が、慕われる。
  10. 「子どもを理解する親」が、愛される。
  11. 育て上手な親は、子どもと「つかず離れずの距離」を取る。
  12. 「ダメな子」と言うと、子どもがダメになる。
    「それでいいんだよ」と言うと、成長する。
  13. 親の口癖は、人生の教訓。
  14. 働く姿を見せると、子どもは自立できる。
  15. 自分の部屋を持つことで「管理能力」を養うことができる。
  16. 自立するために必要なのは、親離れより子離れ。
  17. 子どもにあえてお金を持たせることで、金銭感覚を磨かせることができる。
  18. 「叱る教育」ではなく「褒める教育」をする。
  19. 聞くは一時の恥。
    聞かぬは一生の恥。
  20. 大事な場面での沈黙が、子を育てる。
  21. 勝ち負けより、全力を出し切ったかどうかが大切。
  22. 「大丈夫」と言うだけで、子どもの可能性は広がっていく。
  23. 自分のことを教えてくれる一番の先生は、自分だ。
  24. 学生の仕事は「勉強」だ。
  25. 子どもの長所は、好きなだけやらせるときに、大きくなる。
  26. 「何になりたいか」より「何がしたいのか」。
  27. 家族旅行で、親の自立した姿を見せることができる。
  28. 「自問自答」できる人が、自立する。
  29. 「かわいい子には、旅をさせよ」
  30. 泣きたいときには、泣かせてあげよう。
    泣くことで、子どもは強くなる。

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