執筆者:水口貴博

自立できる子どもに育てる30の教育法

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子どもに押し付ける親は、失敗する。子どもに任せる親が、慕われる。

子どもに押し付ける親は、失敗する。子どもに任せる親が、慕われる。 | 自立できる子どもに育てる30の教育法

子どもを自立させようとする親は、子どもに塾や習い事ばかりさせようとします。

友人との付き合いも、悪い友人とはあまり付き合わないように押し付けます。

親は、心配で落ち着かずたまらないのでしょう。

しかし、本当に子どもの成長の幅を広げてあげたいと思うなら、友人との付き合いは限定しないほうがいいでしょう。

もし限定してしまうと、子どもの受ける刺激も限られるからです。

相手がどんな人であろうと、影響をどう感じるかは、子どもしだいです。

特に子どものころこそ、いろいろな刺激に触れさせてあげることが大切です。

私は中学2年生のときに、楽器のドラムに夢中になっていた時期がありました。

中学生で思春期ということもあり、音楽が大好きな時期です。

私は耳が痛くなるような音楽を、大音量で聞いていました。

そんなとき、私の一番仲が良かった友人が、たまたまバンドマンでした。

「ちょっとやってみないか」と誘われ、大好きな音楽を断る理由もなく、もちろんOKしました。

私の担当は、ドラムでした。

それからというもの、私は毎日バンドマンの友人の家に遊びに行くようになりました。

その友人の家には、ギター、ベース、ドラムなどの演奏に必要な一式がそろっています。

なんと、演奏するための専用スタジオまであります。

音楽に夢中になる私に、親も少しずつ気づいてきたようでした。

そのとき、親は一言「危ない人と付き合うのは気をつけてね」と言いました。

私には、危なくもなんともなく、ただの仲のいい友人です。

私の親は、口では「気をつけて」と言いますが、強制ではなく、忠告だけでした。

これが、私の親の素晴らしい点です。

忠告はしても、強制はしなかったのです。

どんな影響があっても、最後は本人に決めさせてくれました。

自立できる子どもに育てる教育法(9)
  • 大切な決断は、子どもに任せる。
「子どもを理解する親」が、愛される。

自立できる子どもに育てる30の教育法

自立できる子どもに育てる30の教育法
  1. 子どもは、自分から自立していく。
    子どもは、自分から自立していく。
  2. 勉強は、学校で学ぶ。<br>感情は、家庭で学ぶ。
    勉強は、学校で学ぶ。
    感情は、家庭で学ぶ。
  3. 甘えさせてもいい。<br>ただし、甘やかしてはならない。
    甘えさせてもいい。
    ただし、甘やかしてはならない。
  4. 「難しい」と答えると、子どもは自立できない。<br>「簡単」と答えると、子どもは自立する。
    「難しい」と答えると、子どもは自立できない。
    「簡単」と答えると、子どもは自立する。
  5. 子どもは、親の真似をする。<br>自立した親からは、自立さえも真似をする。
    子どもは、親の真似をする。
    自立した親からは、自立さえも真似をする。
  6. 「痛み」を経験することで、免疫ができる。
    「痛み」を経験することで、免疫ができる。
  7. 親が笑うと、子どもは安心する。
    親が笑うと、子どもは安心する。
  8. 子どもの経験を、親が横取りをしない。<br>自分のことは、自分でさせるだけでいい。
    子どもの経験を、親が横取りをしない。
    自分のことは、自分でさせるだけでいい。
  9. 子どもに押し付ける親は、失敗する。<br>子どもに任せる親が、慕われる。
    子どもに押し付ける親は、失敗する。
    子どもに任せる親が、慕われる。
  10. 「子どもを理解する親」が、愛される。
    「子どもを理解する親」が、愛される。
  11. 育て上手な親は、子どもと「つかず離れずの距離」を取る。
    育て上手な親は、子どもと「つかず離れずの距離」を取る。
  12. 「ダメな子」と言うと、子どもがダメになる。<br>「それでいいんだよ」と言うと、成長する。
    「ダメな子」と言うと、子どもがダメになる。
    「それでいいんだよ」と言うと、成長する。
  13. 親の口癖は、人生の教訓。
    親の口癖は、人生の教訓。
  14. 働く姿を見せると、子どもは自立できる。
    働く姿を見せると、子どもは自立できる。
  15. 自分の部屋を持つことで「管理能力」を養うことができる。
    自分の部屋を持つことで「管理能力」を養うことができる。
  16. 自立するために必要なのは、親離れより子離れ。
    自立するために必要なのは、親離れより子離れ。
  17. 子どもにあえてお金を持たせることで、金銭感覚を磨かせることができる。
    子どもにあえてお金を持たせることで、金銭感覚を磨かせることができる。
  18. 「叱る教育」ではなく「褒める教育」をする。
    「叱る教育」ではなく「褒める教育」をする。
  19. 聞くは一時の恥。<br>聞かぬは一生の恥。
    聞くは一時の恥。
    聞かぬは一生の恥。
  20. 大事な場面での沈黙が、子を育てる。
    大事な場面での沈黙が、子を育てる。
  21. 勝ち負けより、全力を出し切ったかどうかが大切。
    勝ち負けより、全力を出し切ったかどうかが大切。
  22. 「大丈夫」と言うだけで、子どもの可能性は広がっていく。
    「大丈夫」と言うだけで、子どもの可能性は広がっていく。
  23. 自分のことを教えてくれる一番の先生は、自分だ。
    自分のことを教えてくれる一番の先生は、自分だ。
  24. 学生の仕事は「勉強」だ。
    学生の仕事は「勉強」だ。
  25. 子どもの長所は、好きなだけやらせるときに、大きくなる。
    子どもの長所は、好きなだけやらせるときに、大きくなる。
  26. 「何になりたいか」より「何がしたいのか」。
    「何になりたいか」より「何がしたいのか」。
  27. 家族旅行で、親の自立した姿を見せることができる。
    家族旅行で、親の自立した姿を見せることができる。
  28. 「自問自答」できる人が、自立する。
    「自問自答」できる人が、自立する。
  29. 「かわいい子には、旅をさせよ」
    「かわいい子には、旅をさせよ」
  30. 泣きたいときには、泣かせてあげよう。<br>泣くことで、子どもは強くなる。
    泣きたいときには、泣かせてあげよう。
    泣くことで、子どもは強くなる。

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