執筆者:水口貴博

自立できる子どもに育てる30の教育法

18

「叱る教育」ではなく「褒める教育」をする。

「叱る教育」ではなく「褒める教育」をする。 | 自立できる子どもに育てる30の教育法

私の妹は、母の料理姿の影響で小さいころから料理に手をつけていました。

子どものころの影響は、まず親から受けます。

今では妹はとても料理が上手になり、母より上手になってしまっているくらいです。

妹は小さいころ、まずお菓子作りから始めていました。

子どもにとって、大好きなお菓子を自分で作るのは、作るだけでなく食べる楽しみもあり、余計に行動力を促します。

クッキーやケーキが、朝の食卓に並んだこともありました。

私の親は、喜んで妹の作ったお菓子を朝食の代わりにして、妹を褒めていました。

朝から、甘いものを食べる親もすごい。

せっかく作ってくれた娘のお菓子を残したくない、と思っていたのです。

親は、褒めることで妹を教育していました。

私は「褒めること」には大きな力があるなと実感しました。

褒められると、今までやった苦労が一気に吹き飛んでしまう力があります。

どんなにつらくても、やったことを誰かに喜んでもらえると、やりがいを感じることができるのです。

最近の子育てでは、押し付ける親が多いことに驚きます。

「あれをやりなさい。これをやりなさい」と、押し付けます。

できなければ叱る。

これでは、子どもは喜びを感じることができません。

やりがいも感じることができません。

ちょっと方法を変えて、子どもを「叱る教育」から「褒める教育」に変えればいいのです。

子どもがやったことを「何てことをするの!」から「すごいね。よくできたね」と褒めるだけで、子どもは喜んでまた行動します。

行動が成長につながっていくのです。

子育ては、難しそうですが、実は褒めるだけでよかったのです。

自立できる子どもに育てる教育法(18)
  • 「褒める教育」をする。
聞くは一時の恥。
聞かぬは一生の恥。

自立できる子どもに育てる30の教育法

  1. 子どもは、自分から自立していく。
  2. 勉強は、学校で学ぶ。
    感情は、家庭で学ぶ。
  3. 甘えさせてもいい。
    ただし、甘やかしてはならない。
  4. 「難しい」と答えると、子どもは自立できない。
    「簡単」と答えると、子どもは自立する。
  5. 子どもは、親の真似をする。
    自立した親からは、自立さえも真似をする。
  6. 「痛み」を経験することで、免疫ができる。
  7. 親が笑うと、子どもは安心する。
  8. 子どもの経験を、親が横取りをしない。
    自分のことは、自分でさせるだけでいい。
  9. 子どもに押し付ける親は、失敗する。
    子どもに任せる親が、慕われる。
  10. 「子どもを理解する親」が、愛される。
  11. 育て上手な親は、子どもと「つかず離れずの距離」を取る。
  12. 「ダメな子」と言うと、子どもがダメになる。
    「それでいいんだよ」と言うと、成長する。
  13. 親の口癖は、人生の教訓。
  14. 働く姿を見せると、子どもは自立できる。
  15. 自分の部屋を持つことで「管理能力」を養うことができる。
  16. 自立するために必要なのは、親離れより子離れ。
  17. 子どもにあえてお金を持たせることで、金銭感覚を磨かせることができる。
  18. 「叱る教育」ではなく「褒める教育」をする。
  19. 聞くは一時の恥。
    聞かぬは一生の恥。
  20. 大事な場面での沈黙が、子を育てる。
  21. 勝ち負けより、全力を出し切ったかどうかが大切。
  22. 「大丈夫」と言うだけで、子どもの可能性は広がっていく。
  23. 自分のことを教えてくれる一番の先生は、自分だ。
  24. 学生の仕事は「勉強」だ。
  25. 子どもの長所は、好きなだけやらせるときに、大きくなる。
  26. 「何になりたいか」より「何がしたいのか」。
  27. 家族旅行で、親の自立した姿を見せることができる。
  28. 「自問自答」できる人が、自立する。
  29. 「かわいい子には、旅をさせよ」
  30. 泣きたいときには、泣かせてあげよう。
    泣くことで、子どもは強くなる。

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