私の妹は、母の料理姿の影響で小さいころから料理に手をつけていました。
子どものころの影響は、まず親から受けます。
今では妹はとても料理が上手になり、母より上手になってしまっているくらいです。
妹は小さいころ、まずお菓子作りから始めていました。
子どもにとって、大好きなお菓子を自分で作るのは、作るだけでなく食べる楽しみもあり、余計に行動力を促します。
クッキーやケーキが、朝の食卓に並んだこともありました。
私の親は、喜んで妹の作ったお菓子を朝食の代わりにして、妹を褒めていました。
朝から、甘いものを食べる親もすごい。
せっかく作ってくれた娘のお菓子を残したくない、と思っていたのです。
親は、褒めることで妹を教育していました。
私は「褒めること」には大きな力があるなと実感しました。
褒められると、今までやった苦労が一気に吹き飛んでしまう力があります。
どんなにつらくても、やったことを誰かに喜んでもらえると、やりがいを感じることができるのです。
最近の子育てでは、押し付ける親が多いことに驚きます。
「あれをやりなさい。これをやりなさい」と、押し付けます。
できなければ叱る。
これでは、子どもは喜びを感じることができません。
やりがいも感じることができません。
ちょっと方法を変えて、子どもを「叱る教育」から「褒める教育」に変えればいいのです。
子どもがやったことを「何てことをするの!」から「すごいね。よくできたね」と褒めるだけで、子どもは喜んでまた行動します。
行動が成長につながっていくのです。
子育ては、難しそうですが、実は褒めるだけでよかったのです。